第3話
え、え!!どーする?
魔王城っていうくらいなんだから多分でかいと思うんだけど
全く見えないよ??
どーしよ、と
途方に暮れていると、
フォンフォンフォン、パァーーという音と共に神々しい光を放ちながら何かが出てきた
光が消えるとそこにいたのは骨だった、
正確にいえばアンデッドと言われる部類のモンスターだ
「魔王様、!こんなところにおられましたか!!探しましたよ!」
部下一号が骨だったことに少しガッカリしつつ俺はいつもより少し声を低くして
「す、すまない色々とあってな」
そう言うのが精一杯だった、
魔王の人格が変わっているともつゆ知らず、その骨は喋り続けた
「ほら!早く魔王城に戻りましょ!幹部のみんなが喧嘩して大変なことになってるんです!!」
魔王城に行けるのは願ったり叶ったりなんだけどもしかしてこれって仲介役しないといけないパターン??
魔王の幹部とか絶対強いジャーン
部下に俺倒されない??
そんなことを考えながら魔王城へ行くことを承諾すると
「善は急げ!ぱぱぱっと魔法陣書いちゃうので早く帰りましょ!!」
そう骨が言った、というか流石に心の中でずっと骨と言い続けるのはかわいそうなので名前を聞くと、
「魔王様!!
そう言う骨が表情なんてわかるはずないのに、悲しそうに見えた。
「トルトです!」
「もう2度と忘れないでくださいね!!」
そうは言われても、、人格が変わってる以上他の部下の名前とか全然わかんないぞ?
神様に言ったらどーにかなるか???
「すまんな、トルト」
「え、いや!!魔王様が頭を下げなくても!!全然大丈夫ですから!」
「そうか?なら、、」そう言って俺は頭を上げた
勇者に転生するはずがラスボスのドラゴンになってるんですけど!?神様訴訟してもいいですか?? 無為徒食 @soratika
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