第2話

えぇーーーっと…夢?

どーして俺に羽が生えてるんだ?

しかも結構いかつめの

待って?一旦落ち着いて?整理しよ、

俺は神様に勇者になるようにお願いしたよな?

で、神様はそれを承諾したよな?

……これ、神様のミスだよな?

え?どーすんの?

えええ?これからこの体で野宿?

幸いにもいかついし強そうな体だから生き延びることはできそーだけど

俺のモテモテライフは?


え?これ神様、訴訟案件じゃない?

裁判で裁ける気しないけど


「ツーツー、」

ん?

「聞こえてるかー、」

この声は…神様!?

ちょ、!あんたねぇ!

「言いたいことはじゅーぶんわかってるって

 …すまん。普通に間違えたわ」

はぁぁぁぁ?そんなんで許されるとでも!?

「わかってるわかってるって一旦落ち着け?」

落ち着けるか!

こっちはモテるために転生してんだ!

ドラゴンなんかになってどーやってモテるんだよ!

「だいじょーぶ、お前魔王に転生してるから」

はぁぁぁぁぁぁぁ!?!?魔王?ラスボス!?

勇者とは正反対じゃねーか、!

なっにがだいじょーぶなんだよ!

あぁ…俺のモテモテライフがぁ…

「まぁまぁそう焦りなさんな

魔王に転生したんだぞ?よーく考えてみろよ」

何を考えるんだよ!?ドラゴンだぞ??魔王だぞ?どーやってモテるんだよ!!

…ん?でも待てよ

魔王なんだから当然部下もいるよな…

……人型のモンスターもいて然るべきだよな!?!?

「そーだよ

 真の人間にモテることはむずかしーかもしれんが、ケモミミ少女、サキュバスなどなど選びほーだい、

な?だから今回のミスはご愛嬌ってことで」

「またなんか聞きたいことあったらテキトーに呼んでくれていいからよ

んじゃな、もてもてらいふ?楽しめよ ブツ」


…なんかうまいこと丸めこめられて気もするが、まぁ俺のモテモテライフへの希望も見えてきたし!

こっから頑張るぞー!!!!!

よし!じゃあとりあえず俺の部下たちに会いに行かなくちゃな!

…って魔王城どこ?

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