第7話

ダブルベッドで背中合わせに眠る私達…。




今日も、明日も、明後日も、私は求めてもらえないんだ。私、別にSEXがしたくて仕方ないわけじゃない。好きな人に求められてない、承認欲求が満たされないから悲しいんだ…。




ふと数日前に美鈴さんから紹介されたお店のサイトを開いてみた。暗い部屋に薄暗く照らされる私はゾンビのようだ。欲求不満ゾンビって端から見ると思われるんだろうな…。だけど、章吾との関係が付き合いたての頃のように戻って欲しい…。








ー…



『最初は抵抗感と罪悪感あったんだけど、行ってみたら自分がスッキリするのと、旦那以外に体見られるからちょっと引き締めようとか綺麗にしなきゃって外見気にしだしたのね。そしたら旦那に、「最近綺麗になったね」って言われるようになって、セックスレス解消されたのよ!

別に浮気でもないし、あっちもお金もらってサービスしてるから割りきってるし。それでレスが解消されるなら悪くない話だと思うんだよねー。』





『確かに…。』





美鈴さんが綺麗なのって他の人に見られても綺麗でいられるように努力してたからなのか…。




『浮気とか、不倫とかしたいわけじゃないのよ。ただ女性にだって性欲満たされないとか、求められたい、愛されたいってあるじゃない?サービスで満たされるなら誰も不幸にはならないし、法にも触れない。家族も円満になるから私は恥ずかしいことだとは思わない。』




こんな綺麗なお姉様が、しかも堂々と女性風俗の容認派だとなんだか女性風俗に対する偏見が無くなっちゃったな…。
















ちょっと行ってみようかな…。









私の中で変わりたいって願う自分がいた。

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