要を穿つ

「お父様、アレクシアが戻りました」


 ジルドと共に歩くアレクシアは、生まれてから王宮から離れたことなどなかった。初めて離れ、また戻ってきた王宮は、何かが違って感じられた。変わらないはずの環境、出入りする人々も同じなのに、なぜか息がしやすく感じられる。


 王宮の広い廊下を渡り、階段を上った。侍女たちは、アレクシアに気づくと、慌てて端に寄った。いつものように恐怖に顔をゆがめ目を合わせないように顔をしっかりと伏せている。あからさまにおびえる姿に心臓がきしむ。

 けれど、心に刃の如き風は吹かない。きっとそうでないひとを知れたから。


 ついに玉座の間へと辿たどき、アレクシアは深紅の絨毯じゆうたんの上を一歩一歩進んでいった。


 玉座に座る人はいない。

 いつものように父エルンストが空の玉座のそばに控えて立っている。彼は柔らかな視線をアレクシアに向け、慈愛に満ちた表情で言った。


「よく戻った。なにやらたくましくなったな」


 その言葉に、アレクシアの胸が熱くなる。父の暖かい眼差まなざしを受け、何も言葉がうまく返せず、ただうなずいてうつむいた。外での出来事や、父から離れていた時間の重さが今、押し寄せていた。


「協会に身を寄せ、足掛かりとしていたと聞くが、そのおかげかな?」


「はい。ヘデという者がおりまして、その者がよくしてくれました」


「そうかそうか。それは良きことだ」


 久しぶりの父との会話は、どこか手探りのようなぎこちない感覚があった。だが、和やかで穏やかな父の姿に、少しずつ心がほぐれていく。エルンストの顔色も良くなり、くまも薄くなっている。それに気づくと、さらにうれしくなった。


「さて、再会を喜びたいところではあるがが、本題に入るとしよう」


 父の言葉に、アレクシアはうなずき、懐から布に包まれた宝珠を丁寧に取り出した。布をそっとめくると、宝珠の美しい輝きが玉座の間全体に広がる。その光はまるで王の帰還を祝うように空間を満たした。

 エルンストが息をむ音が聞こえた。彼の目には深い安堵あんどが浮かんでいた。


「欠けひとつなく、取り戻して参りました」


「あぁ、よくやった。よくぞ、無事に取り戻した」


 父の声には万感ばんかんの思いが込められていた。

 エルンストは、アレクシアが外で何を知ったのか、何を目にしたか知らないだろう。悩み、苦しんだことをきっと知らない。悪意にさらされたことも。でも、それでもよかった。こんなにも喜んでくれるのだから。


 エルンストが宝珠に手を伸ばすのを見て、アレクシアは慎重に渡した。

 父が手中に収めた宝珠を、光にかざしてじっと見つめる。最初は静かに観察していたのに、突然、彼は笑い出した。


「……ふふふ、あははは! ようやく、ようやくだ!」


「お、お父様……?」


 父の唐突な笑い声にびくりと肩が跳ねた。硝子がらす窓に雨粒が打ちつけ、窓枠を風がきしませる。父が宝珠を握りしめ、満足げに笑う姿に、アレクシアは恐怖を感じ始めた。


「本当に長い道のりだった。計画も最終段階に移行したというのに、肝心の宝珠が盗まれてしまうのだから……」


 エルンストは何度も、ようやくだと繰り返しながら、満ち足りたような笑みを浮かべる。

 その笑顔を目にした瞬間、アレクシアの心に寒気が走った。


「お父様、計画とは何ですか……?」 


 声が震えた。

 だが、父がアレクシアに向けたその笑み。冷たく、熱に満ちた笑みが、彼女の背筋に鋭い悪寒おかんを走らせた。


 聞かねばならない。でも、聞きたくない。

 アレクシアの心は相反する感情で揺れ動いていた。しかし、その迷いをよそに、エルンストが口を開く。


「あぁ、お前にも協力してもらおう。



 ――お前の母であり、私の妻である、メルキシアに再び会うために」



 アレクシアは耳を疑った。母は亡くなったはずだ。なのに、なぜ今その名前が出てくるのか。心の中で疑念が膨れ上がる。

 エルンストが玉座の前から静かに退く。アレクシアの視線は自然と玉座へと引き寄せられた。そこに、空であるはずの玉座に、誰かが座っている。


「お母様……?」


 アレクシアの声は震えた。玉座に腰掛けているのは、確かに母メルキシアだった。だが、その姿は生きている者のそれではない。穏やかで美しい顔立ちは、まるで眠っているかのようだが、そのだらりと垂れ下がった腕と血の気のない肌が、彼女が死んでいることを明確に思い出させた。


 混乱がアレクシアを襲う。


 どうして、母の遺体がここにあるのか。なぜ今、その姿を見せられているのか。


「お父様……これは、一体……」


 アレクシアの声はかすれ、震えていた。頭の中で理解しようとしても、受け入れがたい光景が目の前に広がっている。


 母であり国王でもあったメルキシアが亡くなったのは、三年も前のことだった。アレクシアは、病床に伏せた母を幾度も見舞い、そのたびに無力感と悲しみを感じた。

 そして、祈りの意味もないまま母が旅立った日、国中に響いた鐘の音を、アレクシアは今でも鮮明に覚えている。


 なのに今、その母が生前の姿そのままで、玉座に座っている。美しく穏やかな表情で、まるで今にも目を開けそうだが、明らかに生きてはいない。


「あぁ、お前が取り返してくれた宝珠、『エレシスの瞳』には膨大な魔力が宿っておってな。

 今は結界に利用しているが、それをメルキシアを起こすために使うのだ」


 これは夢なのか、それとも悪夢のような現実なのか。


 その境界すら曖昧になり、理解できない。

 感じるすべてが遠くなる。


 父の言葉が上滑りしていく。視界も、思考も、音さえも、遠のいていく。自分がこの瞬間にいるのかどうかすらわからない。

 玉座に座る母の姿に目を奪われ、ただその場に立ち尽くす。


「長い研究の末、ようやく実を結ぶ。これで、メルキシアがよみがえるのだ。

 彼女が死ぬという誤りが、これで正される」


 父の感慨も、


「それが許されると思っているのですか!? 結界が消えれば王都がどうなると、

 いや、そもそも人が犯してはならない禁忌きんきでしょう!!」


 ジルドの糾弾きゆうだんも、


 何もかもがアレクシアには遠く感じた。

 目の前で繰り広げられている異常な光景が、舞台上の物語のように思えて仕方なかった。


禁忌きんきなど、人が勝手に定めただけのことだ。さぁ、アレクシア。母の復活には、お前の血が必要だ。お前の魔力が母を起こしてくれる。ようやく役に立つのだ。協力してくれるね?」


 耳を通る言葉が意味をなさない。




「ジル、ド……?」

 世界に色が戻ったのは、ジルドが倒れ込んで血を吹き出した瞬間だった。






 エルンストが儀礼用の長剣を抜き、アレクシアに向けていた。それがどんなに危険な状況であるかはおぼろげな意識でも理解していたが、アレクシアは何も感じなかった。動くこともせず、ただその剣が自分に迫ってくるのを静かに見つめていた。


 死ねば、この狂気から逃れられる。アレクシアはそう思い、目を閉じた。死を受け入れることで、すべてが終わると思ったのだ。

 なのに、血を吐いているのは自分ではない。


怪我けがは、ありませんか? 殿下」


 弱々しい声が耳に届き、アレクシアは目を開けた。そこには、口から血を流して笑うジルドの姿があった。彼の口元は血で汚れ、苦痛に顔を歪め、命を削っていることが一目でわかった。


 アレクシアは倒れ込んだジルドの体を慌てて抱きしめた。肩から腰にかけて、彼の背はばさりと斬られており、服は真っ赤に染まっている。背に回した手にべとりと血がつく。体温が失われていく彼の体を支えながら、アレクシアの心は急速に凍えていく。


「ジルド……なんで……どうして……」


 上擦った声は震え、目の前の現実に耐えきれない感情が押し寄せた。

 出世のために利用するのだと言っていた。人形遊びの道具でなんてあり続けられないと言っていた。だから、ジルドから向けられる気遣いの何もかもがうそだと、身を固くした。真に受けてしまいたくなかった。


 本当はうそだけじゃないと、本当だってあったとわかっていたのに、怖くておびえて、見て見ぬふりをした。向き合うことを拒んでいた。


 不義理を成し続けたのに。なのに、なぜジルドは自分をかばって死にかけている?


「いや、いやよ……どうして――」


 すがるアリィに、ジルドは薄く笑うだけだった。彼の笑顔には、何かを諦めたような静かな光が宿っていた。光が徐々に弱まっていく。アレクシアの胸は苦しく、押し寄せる恐怖と悲しみで息が詰まる。


 動けないでいるアレクシアとは裏腹に、ジルドは震える手で懐から一つの小さな球を取り出した。ジルドは、次の一手を打とうとしていたエルンストに向けて、その球を投げつけた。

 瞬く間に煙幕が玉座の間を包み、視界を一瞬にして遮った。


「あなたが、無事でよかった……。逃げて、どうか生き延びてください……」


 ジルドのかすれた声がアレクシアの耳に届く。彼の体はすでに限界に近づいている。それでも、アレクシアの命を守るために、最期さいごの力を振り絞っていた。


 死に体の状態とは思えないほどの力で抱えられ、アリィはジルドと共に窓から湖へと落ちた。冷たい風が肌を強くたたき、体が空中を切り裂くように落下していく。ジルドの体は力を失い離れて行こうとする。慌てふためき捕まえて、アレクシアは彼をしっかりと抱きしめ、その頭を胸に抱え込んだ。


 落下する中で、不鮮明な視界に王都が映る。


 初めて見下ろした時には通りも店も知らなくて、ヘデの説明もよく分からなかった。それが分かるようになった。激しさを増す雨が彼女の服をらし、落下速度はさらに加速していく。


 水面が目前に迫り、次の瞬間、アリィたちは湖面にたたきつけられた。

 水の冷たさがアレクシアの全身を襲い、体温が一気に奪われる。


 ジルドの意識はすでになく、彼の体は重く沈んでいく。アレクシアは必死にジルドの襟首をつかみ、どうにか彼を水面へ引き上げようとするが、服が水を吸ってさらに重くなり、自分の体すら動かせなくなっていた。


「ジルド……起きて、お願い、」


 アレクシアは苦しげに息をつきながら、彼を水面へ押し上げようと必死に動くが、次第に自分の体力も尽き始め、息が切れる。こぽりと小さな泡が水面に昇っていくのを、彼女はぼんやりと見つめた。


 やがて、ゆらゆらと揺れる水面を見ながら、アレクシアの意識も、体も、深い水の中へと沈んでいった。




***




「まったく、どいつもこいつも邪魔ばかり……!」


 エルンストは、ジルドが投げつけた煙幕を振り払いながら、乱雑に頬を拭った。煙幕には催涙成分が含まれていたのか、彼の顔は涙でれていたが、その冷徹な視線には怒りが宿っていた。


 ふと周囲を見渡すと、目に入ったのは割れた窓だった。下を覗けど、見えるのは水面ばかり。

 けれどそこから、ジルドが逃げたことを悟ったエルンストは、険しい表情で鋭く言葉を吐き捨てた。


「……アレクシアは、きっと生きている。

 衛兵! 王女殿下が誘拐された! ものく捕まえよ!」


 その声が玉座の間に響き渡ると、廊下で慌ただしく動く音が聞こえ始めた。エルンストの命令を受けた衛兵たちが一斉に動き出す。


 エルンストは追手が動き出したことを確認し、玉座の元まで静かに歩み寄った。手を伸ばし、するりと肘掛をでる。その感触は、かつてそこに座っていた人を鮮明に思い出させた。


 

『エルンスト! 私と結婚しましょう?』


 いつも突拍子もないことを言い、花のように笑いながら、私を振り回していた君。


狼狽うろたえるな。この程度のことが我が国を揺るがすものか』


 病毒に侵されながらも、決して弱音を吐かず、泰然と立ち続けた君。その強さに、誰もが尊敬と恐れを抱いていた。


『……あなたをのこしていくのが心配。あの子のこと、よろしくね』


 はかなく笑いながら、最期さいごの言葉を残し、永い眠りについた君。私の愛する、偉大な女王――メルキシア。



 

 エルンストは思い出にふけりながら、その肘掛をで続けた。胸の中に広がるのは、愛と喪失だった。君を失った瞬間から、私はこの日を待ち望んでいた。君を再びこの世に戻し、君の国を共に治める。長い時をかけた計画はあと一歩で実を結ぶところまで来ていた。


「もう少しだ、もう少しで君にまた会える……」




***




 冷たい、冷たい水の中で、アレクシアはぼんやりとした意識の中で誰かに呼びかけられているのを感じた。


「起きて、起きてちょうだい。私の可愛かわいい子。

 どうかあのひとを止めてあげて」


 もう随分と聞いていない、けれど体に染みついた懐かしい声が聞こえたような気がした。


 うっすらと目を開ける。けれど、光はなく、周囲の様子はまったく把握できなかった。自分がどこにいるのか、上も下も、左右すらもわからない。まるで浮かんでいるような感覚だけが、アレクシアの体を包み込んでいた。


「お母様……?」


 アレクシアはかすれた声で問いかけたが、返答はない。

 音も反響せず、声がどこへ消えたのかすらわからなかった。まるで無音の世界に取り残されたかのように、彼女はその場で一人、漂っていた。


 どれほど時間がったのだろうか。あるいは時など一切動いていないのか。

 時間の感覚さえ曖昧になった。


 それでもここから出なければという思いが湧きたつ。


 泳ぐように手を動かせば、アレクシアの指先が何かに触れた。硬く、丸い何か。てのひらに納まるほどの大きさだった。宝珠だと気づいた。父が持っているものがどうしてここに、と思う間もなく、洪水のような記憶が流れ込んできた。


 それは、いつか見た劇の再演だった。


 

 この地に神はいない。

 安住の地を求めて逃げてきた人々。しかし、この地は魔物の巣窟そうくつであり、柵や城壁を築いてもそれはただの時間稼ぎに過ぎなかった。魔物たちは強大で、いずれ全てを飲み込むだろう。

 だからこそ、姉姫がその身を宝珠へと変えた。彼女は自らの魂と膨大な魔力を封じ込め、宝珠へと成り果てた。慟哭どうこくする妹姫は、それでも姉の献身を無駄にしまいと結界を作り上げたのだ。結界は神より与えられたものではなく、一人の少女の犠牲によって成り立っていた。




「ふん、これが当代か。頼りないのぉ」 


「だっだれ!?」


 茫然ぼうぜんと、ひとが物体へと姿を変えたさまを、それを魔法具として使うさまを見ていた。不意に、アレクシアとそっくりな子が影を縫うように現れた。真綿のようにふんわりとした青い髪。丸い琥珀色こはくいろの瞳と小さな口。その姿は自分を鏡で見ているようだったが、瞳に宿る光が違う。


「知らんのか? 全く。我が名はワルダ。世界をべたシィフィの裔である」


 それはロシェがつぶやいていた名。滅びた統一帝国の名だ。

 そして、目の前にある容姿から己との血縁は疑いようもない。


「姉姫、さま?」


「ほう。ぐだぐだと悩む愚鈍ではあるが、勘所は分かっておるらしい」


 くるりと少女が宙に浮かぶ。

 ふんだんに布を使った衣裳を引き連れて、暗闇にぼんやりと形が見える。


「あの、お父さまが、あなたを使おうとしていて、お母さまの声が、聞こえて、わたし、私どうしたらいいのか……」


「知らぬわ」


 え、と声が漏れた。

 半眼を向けられ、視線はついと逸らされた。


「我は死人。うつしよのことなどうに我が手を離れておる」


 途方に暮れる。

 やっと乾いた瞳がまた潤みはじめる。泣いたって、どうにもならないのに。


「――まあ、久方振りにあれの顔を見たのは僥倖ぎようこうであった。し、あのような馬鹿らしいたくらみに使われるのは業腹ごうはらよな」


 ぴんと額を小さな細い指で弾かれる。


其方そなたが当代であるというならば。この件、見事に収めて見せよ」


 ワルダの言葉を最後に、アレクシアの体はふわりと浮上し始めた。




 いつの間にか、湖岸に辿たどいていた。


 れた体に冷たい雨が降り注ぎ、吹きつける風がぬくもりを奪っていく。ワルダの言葉の意味を考え、ぼんやりと身を震わせていたアレクシアだったが、隣に横たわるジルドの姿を見て息をんだ。


「……よかった、息は、まだある」


 顔は青ざめ、唇は紫に染まっている。けれど、かすかに感じる彼の呼吸に、アレクシアの肩から力が抜けた。しかし、ジルドは虫の息だ。


「早くしないと……」


 土付いた身を起こし、ジルドを背負う。意識の戻らない体は重い。

 幸いにも流れ着いたのは王都のすぐそば。戻ればきっと誰かが助けてくれる。


「そうよ、協会! 協会に行けば、きっと誰かが……!」


 大粒の雨がほおを打ちつけ、進むたびに彼女の体力が奪われていく。大通りは静かで、人影も少なく、雨音が唯一の伴奏のように響く。アレクシアの脳裏には、ヘデやミネテ、オリスたち狩人かりうど協会の仲間の顔が浮かんだ。きっと彼らなら、ジルドを助け、この困難な状況を打破する力を貸してくれるはずだ。


 ジルドの、自分よりもはるかに大きな体を背負い、アレクシアは懸命に一歩一歩進んでいった。見上げた空に銀幕はない。雨と疲労が彼女の体をむしばんでいたが、強い意志が足を動かしていた。


 そして、ついに協会の建物が視界に入った。アレクシアは抜けかけた力を奮い起こして、最後の力を振り絞って、協会の扉へと近づいた。


「これで、大丈夫……」


 アレクシアは抜けかけた力を何とか入れ直し、協会の重たい扉を開けた。

 だが、目の前に広がっていたのは、アレクシアが知っているいつもの協会ではなかった。




 部屋の中では、頭から血を流しながらもミネテに話している人がいる。腕や頭に包帯を巻いたミネテがその話を受けて、地図に情報を落とし込んでいる。

 別の一角では、無理やり折れた腕の骨をぐにしようと固定している者がいて、彼は必死に悲鳴をころしていた。

 さらに、泥まみれの格好で血と汗にまみれた人々が、栄養剤を一息に飲み込み、休む間もなく外に出ようとしている。


 彼らの足音と怒号が飛び交い、協会内は緊迫感に包まれていた。


 アレクシアはジルドを背負ったまま、入り口で立ち尽くしていたが、すぐに誰かに退けられ、協会の中に流れ込む人々の波にまれた。

 

 協会は、もはやかつての、騒々しくも活気にあふれた場所ではなく、怒号が飛び交う戦場の補給所と化していた。

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