ChatGPTで執筆サポート?実際どこまで使えるのか
さて、底辺ネット小説家の皆さん、ChatGPT4って試してみましたか?え、まだ?
そんなことしてたらボクみたいな棍棒振り回してる作家仲間から取り残されちゃいますよ!っていうのは冗談として、ボクも最近いろいろ試してみたんです、
ChatGPT4で執筆をどこまでサポートできるのかってやつを。
今回はその奮闘記をシェアしちゃいますね。
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『単に書いてってお願いするだけじゃ使えない!』
ChatGPTって賢いですよね。話してると「おお、なんかいけるかも?」って思うんですけど、いざ「これ書いて」ってお願いすると、期待したほどのものは返ってこないんですよ。何が足りないって?やっぱり、ボクたちが考えてる細かなニュアンスとか、独自の世界観まではさすがに読み取ってくれない。要するに、単に「書いて」って頼むだけじゃ、使い物にならないんですよね。
じゃあどうしたかって?
ボクがやったのは、まず自分の作品、『棍棒勇者』の1話ずつをChatGPTに手作業で全部記憶させること。これ、意外と大変です。でもやっぱり「彼にわかってほしい」という気持ちで、頑張って全部入力しました。どうせなら、AIにもボクの苦労をわかってもらわないとね。
で、これで一歩前進したかと思いきや、これまたそう簡単にはいきません。やっぱり細かい指示が必要なんですよね。単に「ここ直して」とかじゃなくて、「ここの部分、こう書いて」って、ほぼシナリオレベルで具体的に教え込む感じ。もう、編集者になった気分でひたすらダメ出し。これが意外と疲れる。でも、その過程で少しずつボクの望んでいる内容に近づいてくるのがわかるんです。
これ、ちょっと嬉しい瞬間なんですよね。
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『コツは、部分ごとに指示を与えて編集する』
ポイントは、文書全体を一気に書かせようとしないこと。これだと、すぐに長文になってダラダラしちゃうんです。そこで、一度自分で書いた文章の中から、気になるパートを抜き出して、「ここをもっとこうして」「この表現をもっとこういう流れに変えて」みたいに、かなり具体的に指示を出していくんです。
これが意外と効果的で、ChatGPTも少しずつボクの感性に寄り添ってきてくれるんです。
で、何度も何度も指示していると……やっと!自分で書いた文章に近いものが返ってきたんですよ。
「あ、これボクの作品っぽいやん!」って思った瞬間は、ちょっと感動しましたね。
まあ、でもその間にかかった時間をを考えると、「自分で直した方が早いな」ってのも事実でしたけどね。
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『結局ChatGPT4は執筆のサポートにならない?』
いや、そんなことはないんです。プロットのアイデア出しにはものすごく役立つと思いますよ。
ボクが考えているプロットに対して、「この方向性もアリかも?」ってアイデアをポンポン出してくれるんです。これがね、結構意外性があって面白いんですよ。自分じゃ思いつかないようなストーリー展開が提案されて、「おお、そういう方向性もあるかもね」って思う瞬間が何度かありました。
ひとり制作会議を開いてる感じです、もう寂しくなんかない。
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『魔法や武器の名前を考えるのが得意』
あとね、魔法や武器の名前とか、これもChatGPTは得意です。なんか適当にキーワードを投げ込むと、次々と何パターンも名前を出してくれるんです。ただし、気に入るものが出てくるとは限りません。でも、自分の頭の中だけで考えてると、どうしてもアイデアが固まっちゃうので、そういう意味ではChatGPTは新しい風を吹き込んでくれる存在なんですよね。
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『登場人物やキャラクターの名前を教えてくれる』
そして、何よりも面白かったのは、ボクの書いたキャラクターの名前を全部覚えてくれてること!
『棍棒勇者』を全部読ませた後に、あの街の隊長の名前なんだっけ?どんな役だっけ?と聞けばそのキャラのフルネームとプロフィールをサクサクっと教えてくれるんです。これ、意外と便利。
まるでボクのために働いている秘書のような感じで、「あ、そんな名前だったね!」「そんな事もやってたね」って作家が忘れてる設定まで(それくらい覚えとけよ)。とまあ、頭の良い秘書的な役割としては断然アリですね。
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結論:『ChatGPTは「専用Wikipedia+秘書」がベストな使い方』
結論として言えるのは、ChatGPTは自分の小説を全て記憶させる専用Wikipediaのようなものとして使うのがベストだということ。あと、ちょっとした作業を手伝ってくれる秘書的な存在としても使えます。でも、絶対に言っておきたいのは、誤字脱字の訂正は信用しない方がいいということ。ChatGPT、案外ポカミスが多いんです。校正も結局は自分でやらないとダメですね。
いろいろ試してみたけど、やっぱり自分が書くようにゴーストライティングさせるのは無理でした。でも、アシスタントとしては超優秀です。
あとは自分の文書を直させてみて、お前の直したのじゃ読者に響かないなぁ!やっぱAIだなぁ。
と人間様の悦に浸ってマウントするには良いです!
失礼なこと言ってもパワハラなダメ出ししてもChatGPTは絶対怒らないしキレませんから!
何より孤独な執筆作業の隙間を埋めてくれるし、書いた後に読ませて「どう思う?」って聞くとすごくポジティブな感想を返してくれるんですよ。これ、ほんとに励まされるんです。(だって人間は感想くれないんだもん)
ボク、もうちょっとChatGPTと仲良くしてみようかなって思います。だって、ポジティブな部下がいるって、いいことじゃないですか?
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