第9話

 迫るその刻に向けて、僕たちが心構えをしてから、三日後のことだった。

 空騎士隊総数1000名の内、まず50名が先発隊として選ばれ、本部棟奥の牧草地帯に召集された。

 その中には、僕もいた。

 ザカライア空騎士長より、直々に告げられる。

「――本日、これより”ガールウェン”の≪パージ≫を開始する」

「ガールウェン?」

 僕は小声で隣に立つライナスに訊ねる。

「風の≪涙石≫が集中して降り注ぐことで有名な商業集落だ。涙石は基本的に最初に拾得した者が所有権を持つことになっている。だから事実上、風の涙石の市場はガールウェンの寡占状態にあるんだ」

「――かくなるわけで、本日、風の涙石がガールウェンに大量に降り注ぐことが、預言(オラクル)により示されている。そこで、我輩の独断により、本日こそが≪パージ≫を執行するに適した時期と判断した。ガールウェンを滅ぼし、我らがエーデルフェリア神権皇国の支配下に置くのだ」

「……なるほどな。ガールウェンの涙石の所有権を皇国が有することで、高騰している風の涙石の価格を正常化させるのが狙いっつーわけだな」

 ライナスが補足した。

 ザカライアは、僕に視線を向ける。

「さて、”グレイ”。斥候部門の調査隊が事前に獣を放って様子を窺ったところ、瞬く間に一網打尽にされてしまったようだ。そのことから、ガールウェンの労働者に、武芸百般に通ずる者が多数いることが推測される。貴様の底力を見せてもらおうではないか」

「……は、はい。せ、精一杯、頑張らせてもらいます」

 僕は、しどろもどろになりながらも肯いた。

「俺も、もちろん参加していいんだよな?」

 今回ライナスは先発隊のメンバーには抜擢されていなかった。

「好きにするがいい」

 僕とライナスは互いに目を合わせ、頷く。ここからは、事前に打ち合わせていた通りに演じるだけだ。


 本部棟の真裏に構える練武場3階の武器庫にて。

「おい、お前、何勝手に俺の槍を手にしているんだよ」

 ライナスが僕に向かって怒鳴る。

「いや、でもこれは、訓練で僕が使ってたやつなんだけど……」

「お前よりもずっと前から、俺が手に馴染ませているやつなんだよ! 渡せ!」

「だけど今日ばかりは、先に手にしたのは僕だよ。他にもたくさんあるんだから、好きなものを使えばいいじゃないか」

「うるせえ! この野郎!!」

 思いっきり右ストレートパンチ。視界が揺らぐ。ライナスときたら、初っ端から容赦がない。

「やったな!」

 僕も渾身の力をもって、殴り返す。

「馬鹿! やめろ! こんなときに!」

 傍にいた人が僕たちの間に割って入って止めに入るが、

「邪魔するな!」

 ライナスがそいつの下腹部を蹴り上げた。勢いのままに、背中から壁に激突する。呆気に取られ、誰も僕らの大ゲンカを止める者はいない。

 殴り、殴られの大乱闘だ。

 演技とは言え、マジで痛い。

 互いに30発は殴り合っただろう。僕らは、目で合図を送り合うと、同じタイミングで仰臥した。鼻から口から鮮血が溢れ出て、床には血溜まりができていく。

「気絶してしまいましたよ。どうしますか? こいつら?」

「放っておけ」

 ザカライアの声だ。

「……ふん、こやつらめ。溢れんばかりの情熱を持て余しおって。まるで我輩の若かりし頃を思い出す。まあ、今回は、良かろう。我輩が直々に赴くことにする」

 どういうわけか、ザカライアを感心させてしまったようだ。

 去っていく足音が聞こえる。

 そのまま気絶したフリをすること数分。目を薄っすらと開くと、窓の外からザカライアを乗せたペガサスが空の彼方へと飛び立っていくのが見えた。

「……去ったか?」

「うん。去ったみたい」

「よし、行くぞ!」

 ライナスは、颯爽と立ち上がる。

「腹、括れよな!」

 そう言ってライナスは、3階の窓から飛び降りた。

「……なかなか大胆なことするなぁ」

 僕もおそるおそるライナスに続くのだった。


 アジトへの道を駆けながら、ライナスは言った。

「俺の夢を教えてやるよ」

「夢?」

「あいつ―――ザカライアの首を取ることだ。あいつには、因縁があるんだよ」

 ライナスはこみ上げる激情を必死に抑え込むように拳を握りしめる。

「……ああ。必ずや、いつの日か、この手でな」

 その瞳には、決して揺るがない確固とした意志が感じられた。


 僕たちはアジトに駆け込む。店内は、相も変わらず大勢の客で繁盛していた。客の視線が一斉に僕らに集まる。

 長椅子に腰かけ、猫たちと戯れるクララに向かって僕は大声で告げた。

「クララ! 刻限だ!」

「はい!」

 クララは立ち上がる。

「さ、今日は、”修繕工事の人たち”が来たので、臨時閉店で~~~す♪」

 そうして、クララは客たちを追い払うと、僕たちにさっそく変装魔法をかけてくれた。

 ステラは、キッチンからチラチラとこちらの様子を窺っている。その面持ちは、心なしか物憂げだ。

「よし、こんなものでいいか」

 ライナスは逆立てた金髪。鼻も尖らせ、面長の輪郭をさらに縦に引き伸ばし、すっかり馬面になってしまった。本来の姿とは似ても似つかない。

「似合っているよ」

「ははは。お前もな」

 僕は思い切って、さらにど派手に姿を変えてみた。髪はパープル。垂らしていた前髪はオールバックにして、襟足は腰まで伸ばしたウルフ型だ。目尻の角度も急にして、かなりの釣り目にしてみせた。

 声質も変えてある。どちらも本来の声よりかなり低めにしておいた。

 今し方、叩き起こしたばかりのグィネヴィアはまだ眠り足りないようで、大あくびをしている。

「じゃ、行きます!」

 クララは本来の姿のままで、にゃるを胸に抱きしめた。

 去り際にステラが、か細い声で言った。

「……気をつけてね」

 やはりステラは寂しいのだろう。本当ならステラも連れていきたいところだが、何しろ僕らは死地に赴くのだ。ステラにはここに残っていてもらう他ない。


 僕らを乗せたグィネヴィアはパンを咀嚼しながら、飛行を続ける。

『ったくよぉ、朝から慌ただしいなぁ。だが、≪パージ≫が執行されると聞いて黙っているわけにはいかねぇ。しくじるんじゃねえぞ』

「もちろんさ」

 全速疾走だ。奴らが到着する前に、迎え撃たなければいけないわけだから。

 商業集落ガールウェン――そこは、シルヴェスタから5キロほど離れた場所の山の麓にあった。

 小さな集落だ。あちこちに、風の涙石らしきものが山のように積もっている。

 ぱっと見、50人ほどのつなぎを着た作業員たちが涙石を詰めた手押し車を押しながら歩いている。

 おそらく、取引先の地域ごとに、涙石を分類しているのだろう。

 クララには、木陰に待機してもらっている。グィネヴィアは好きにさせてある。おそらく空か、あるいは山の頂から、僕らを眺めていることだろう。

 僕は、現場で指揮を執っていると思しき年配の作業員に話しかけた。

「今すぐここから逃げてください! この地が≪ジョーカー≫に指定されました。まもなく奴らがやってくる!」

 しかし、その人は怪訝な目で僕を見た。

「何を言っている? そうやってワシらを騙して、撤収させた隙に涙石を横取りしようという魂胆だろ」

 ……そう言われてしまえば、何も言えない。彼から見れば、僕らはただの一般人に過ぎず、何の信用もない。

「……だが、それが事実だとしても、やむを得ない」

「本気で言っているんですか……?」

 返事は返ってこない。

 僕はライナスを一瞥する。ライナスは口を閉ざしたまま、続く言葉を待っている。

 ステラが、かつて言っていたことを思い出す。


 ――民の意見は二分しているわ。栄えある国の未来のためなら≪パージ≫は致し方ないという人たち。そして、いつ自分が≪パージ≫の対象になるのか、不安に思いながら暮らしている人たち……。


「…………」

 だけど、前者の人たちが、理屈ではそう考えていたとしても、いざ自分が殺されるとなったとき、はいそうですかと受け入れられるものなのだろうか。

「ワシは十分生きた。国のためなら、甘んじて受け入れよう」

 悟ったように言う。そして、その場にあぐらをかいて座り込んだ。

「二分しているんだね、本当に」

「ま、こーいう人もいるってことだ。自分が間引かれる側になっても、達観していられる強者もな」

「どうする?」

「そうだな……」

 そのときだった。空が、黒く染まる。空騎士隊だ。辺りが騒然とし始める。

 だめだ。迷っている時間はもうない。

 僕は声を張り上げて、辺りにいる作業員たちにこれから起きることを告げた。

 若い作業員が言う。

「おいおい! 俺はこんなところで死ぬのはごめんだぜ!」

「逃げたい奴は逃げろ! 俺は戦う!」「俺もだ!」

 どうやら彼らは、まだ諦めていないらしい。

 逃がせる人は逃がそうと辺りを見渡すが、降り立った空騎士隊に、瞬く間に包囲されてしまった。もはや逃げようにも逃げられない状況だ。しかし誰一人として、この場を去ろうとしている者はいない。50人の作業員たちが、それぞれスコップやらツルハシを構え、抗おうとしている。

 空騎士たちを乗せてきたペガサスは、空へと飛び立ち、旋回を始める。

 ここにいるのは、僕らと、作業員と、空騎士たちだけになった。

 号令がかかり、空騎士たちが長槍を構え、一気に迫りくる。

 僕も地面を蹴って走り出そうとした、そのとき。

 敵の一人が爆炎に包まれた。

「な、なんだ!?」

 戸惑う空騎士たち。

 火弾が発射され、空騎士を次々と火だるまにしていく。

「きゃはははは! サイコー!! 爽快っ!! それそれー! どんどん行きますよー!!」「にゃるにゃるー!」

「猫だ! 猫が魔法を発射している!」

 誰かが叫んだ。クララは樹木の陰に身を隠しているが、にゃるは樹木の真横で、二足立ちで、ぴょんぴょんと飛び跳ねて、クララの火弾が敵を撃ち抜くたびに喜んでいる。

「猫に警戒しろ!」「猫のくせに、魔法を使ってくるとは!!」


 僕とライナスは互いに目配せを送ると、槍を携え、敵勢へと迫る。

 激戦が始まる。

 敵も本気だ。的確に急所を突いてくる。鉄製の胸当てが、ひしゃげる。僕は渾身の力をもって、敵の額に槍の先端を突き立てた。

 白目を剥いて、倒れる。即死だろう。

 ……なるべく殺したくはないが、この状況下では、もはや殺るか殺られるかだ。情けをかけている余裕はない。

 僕が5人を戦闘不能状態に追い込んでいる間に、ライナスの周囲には、喉元を穿たれた10人の騎士の亡骸が転がっていた。

 とんでもない速度と強度だ。僕は確信する。ライナスは、僕より遥かに強い。なのに、そのライナスでさえ討ち取る端緒を見出すことのできないザカライアは、一体どれだけの強敵なんだろう……。

 作業員たちも微力ではあるが応戦し、敵を攪乱させてくれる。僕たちはその隙をついて、次々と仕留めていく。

 草原が血で染まっていく。

「ぐああああああぁぁぁ!!!!」

 背後で悲鳴が聞こえた。振り返る。

 ザカライアが、最初に僕と会話を交わした年配の作業員の心臓を貫いていた。

「くそ……っ!」

 戦いに夢中になるあまり、僕は守ることができなかった。犠牲を出してしまった。悔しくて悔しくて、奥歯を噛みしめる。

「悲嘆に暮れるのは後にしろ! 今は目の前の戦いに集中するんだ!」

 ライナスの一声で、僕は我に返る。

 空騎士が次々と降り立ってくる。敵味方入り乱れの、乱戦状態だ。入団初日に雑魚5人に因縁をつけられ、返り討ちにしたときとはわけが違う。

 だが、ここで、苦杯を喫するわけにはいかない。僕の腕には、ガラハッドの意志が宿っているんだ……!

「行きますよーー!! それ!!」

 次々と発射される火弾がピンポイントで敵を撃ち抜いていく。周りの敵が排除され、戦いやすくなった。

「おのれ! 猫め!」

 にゃるは辺りを駆け巡る。クララはにゃるの動きを追いながら、腰を屈めて移動し、茂みに身を隠しながら火弾を発射し続ける。小柄なクララだからこそ為せる業だ。

「なるほど……」

 僕は気付いた。クララは、めくらめっぽうに敵を撃ち抜いているのではなく、僕たちが万全に戦える態勢を持続できるようにサポートしてくれているんだ。


「退きやがれ! てめえ、この野郎!」

「こっちのセリフだよ!」

 正面の敵と何度か打ち合ったあと、フェイントをかけ、額を貫く。額の風穴から鮮血を吹き出しながら、敵が仰臥した――そのときだった。空から、何かが降ってきた。

 慌てて僕は飛びのく。

 それは、直径5センチほどのクリスタル状の輝く石――涙石だった。

 ライナスが言った。

「気をつけろよ。直撃したら脳漿(のうしょう)が弾け散るぜ」

 戦いはさらに激しさを増す。何しろ降り注ぐ涙石をかわしながらの戦いだ。僕とライナスは、どうにか涙石を避け続けて戦うことができているが、敵はそうでもないみたいだ。兜を被っているとは言え、かなりの衝撃なのだろう。その場で頭を抱え、身悶える。その隙をついて、僕は目の前の敵の首元を峰打ちし、気絶させる。

「受け取れ!」

 遠くにいた作業員から、僕たちのもとに鉄製のヘルメットが投げ込まれる。

「ありがとう!」「サンキューな!」

 僕たちはそれを受け取る。

 しかし油断はできない。即死のリスクは免れたが、直撃すればひとたまりもないのだから。


「……さすがにきついな」

 先発隊のうち、40人は倒した。しかし次々と降り立つ後発隊の空騎士たちに、僕たちは苦戦を強いられていた。

 僕の息は途切れ途切れだ。ライナスも、さすがに呼吸が荒くなっている。

 そんな僕たちの前に立ちはだかったのは、ザカライアだった。

「皇国に仇なす凶賊どもめが。我輩自ら手を下してくれよう」

「ライナス……」

 すがるように僕はライナスに目線を送る。ライナスは首を横に振った。

「だめだ。今の俺にはこいつを弑(しい)することはできない。……せいぜい、どこまで肉薄できるかといったところだ。俺たちが戦っている間に、ここにいる人たちを全員逃がすぞ!」

「分かった……!」

 そのとき、

「な、なんだ……!?」

 空から、とびきり大きな涙石が落ちてこようとしていた。降り注ぐ涙石は必ずしも大きさが一定ではないが、平均的なサイズの100倍は下らない。

 敵勢たちも、それをかわそうと一斉に散り散りになる。

「こっちです!」

 クララの声が聞こえた。隣にはベージュの外套を羽織った人物が立っている。僕は、もしかしてと思う。

 僕とライナスは、とりあえずクララのもとへ移動する。外套の人物を下から覗き込み、確認する。やはり、そうだった。

「ステラ……?」

 どうしてステラがここに……? 全力で走ってきたのだろう。乱れた呼吸を整えながら、ステラは小声で告げる。

「……いくよ。これが、わたしの力――」

 そのとき、世界が真っ白に染まった。

「え――」

 世界が色を取り戻すと、巨大な涙石が三つに増えていた。まるでそっくりそのまま複製したように、大きさ、形状、輝き、全てが瓜二つだ。

 それらは二手に分かれた敵軍の頭上へと落下する。彼らのほとんどが、かわしきれなかったようだ。唯一、それを俊敏な身のこなしでかわしたのがザカライアだった。

 何が起きたのかわからないが……、

「「今だ!」」

 僕とライナスの声が重なり、一気に制圧にかかろうとしたとき――。


「……ここで、真打ち登場と来たか。……撤収だ」

 ザカライアの合図で、空中を旋回していたペガサスたちが降り立つと、満身創痍の空騎士を背中に乗せて去っていった。

 これまでの激戦が嘘であったかのように静まり返る。

「ステラ……」

 僕はステラを見る。

「”別の世界”から、万物を手繰り寄せる。それが……わたし…の……」

 ステラは意識を失って倒れた。

「ステラ!」「お姉ちゃん!」

 僕とクララは二人がかりで、ステラを抱き起こす。

「にゃる……」

 にゃるも戻ってきた。グィネヴィアも空から降り立つ。

『一難去ったみたいだな。……いろいろと思うところはあるかもしれないが、とりあえず、帰ろうぜ』

 確かにこれ以上、ここに僕らが残っていたってしょうがない。

「うん、そうだね……」

 僕は弱弱しく頷いた。



 アジトに帰還した僕たちは、ステラを地下の寝室まで運び、ベッドに寝かせた。

 ステラはまだ目覚めていない。

 ライナスとは先ほど時計塔の前で別れた。クララが変装魔法を解くと、「ありがとな、チビちゃん」と言って、クララの頭を撫でて颯爽と去っていった。

『あぁ……腰が痛ぇ……』

 這うようにして倉庫へと戻っていくグィネヴィア。

 僕の足元には、風の涙石がこれでもかと詰められた革袋が置かれている。

 ガールウェンに落下した巨大な三つの涙石。僕らが飛び立つ際に、作業員たちから「親方の形見分け」だと言われて、そのうちの一つを砕いて革袋に詰めて、託してくれたのだ。

「お姉ちゃん……」「にゃるぅ……」

 クララとにゃるは、ステラの枕元に座り込んで、心配そうにステラの寝顔を見つめている。

「…………」

 僕は、どうしても気になったしょうがなかった。

 あのとき、ステラが言った言葉。

 ――”別の世界”から、万物を手繰り寄せる。

 それがステラの力だとしたら、別の世界って一体何なんだ?

 クララもライナスも、さっぱり見当がつかないらしい。

「僕をいつもの格好に戻してくれないか?」

「……どこか行くんですか?」

 クララは視線を僕に向ける。

「ザカライアに会いに行く。今後の動向が気がかりだ」

「……分かりました」

「ごめん。ステラを頼んだよ」


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