シャルルダンジョンの異変
ミノタウロスとの戦い!
デカイ!5mはある高さ!それに手に持つ木の棍棒も大きい!
それをブンブンと振って構えてる
「アニメで見た奴に似てるわね!
牛の化物!角が高価だった筈!
剣なんて適わないよね┅
魔法!弱ったら首チョンパ┉
殺れる!私はつよい!はぁー!」
走って行くアカネ!
そして得意の光魔法!
レーザーショット! シュュー!
ミノタウロスの膝や腿を黄色の光りが貫通していく
ジュジュゥ!と焦げて煙りが出てる
再生能力を持つミノタウロスだがこのレーザー攻撃は再生しない
肉や骨が焼けて中身は既に焼目が こんがり出来てしまいステーキ状態だからだ
ガクッと足が崩れ動けないミノタウロス目掛けて更に攻撃!
今度は腕を狙い放つレーザー!
ドシュ!ドシュ!
左右の腕に見事あたり貫通した腕が力なくブランと下がる
足と腕が動かせないミノタウロスは雄叫びを挙げるがそれは虚しい叫び!
ゆっくりと近寄り剣を出して獲物を狙うハンターの様に笑うアカネ
ピュン!と飛び上がり首目掛けて剣を力の限り振り落とす!
スパーン! ズズズウゥゥ~
目を開けたままの首がずれて落ちて行く┅┅完全勝利!
バタ~ン!と倒れ紫色のモヤが立ちミノタウロスは消えた┅
「殺ったあ!アカネさんつよ~い!」
「もぅ!ここはダンジョンよぉ!どうせ消えるんだから派手に殺りなさいよ!」
「アカネ偉い 素材考えて倒した」
「ドロップ品!ゲット!角よ!それと?肉かな?魔石が大きい!
あっ!宝箱よ!ラッキー♪」
「ほぇ~!宝箱なんて凄いですぅ~♪」
「何が出るのかなぁ~♪」
「┅┅無い!宝箱なんて!普通出ない!」
「マナミちゃん?罠とか仕掛けてある?」
「待ってくださ~い♪
フンフン?┅┅ありますねぇ~
これは開けると毒矢が出る様ですよぉ」
「じゃあ私の杖で蓋を開けるわよぉ~!退いてて」
リコが蓋を杖でコンコンしてから突き上げた!シュン!シュン!
5本の矢が一斉に飛んで来て空を舞う
「これで大丈夫ねぇ~♪何かしら?」
「そこはアカネでしょ?」
「そうですぅよぉ!アカネさんが倒したんですからぁ」
「アカネ見て 良い品!」
中を見ると弓と鍵、それと剣が入っていた
「綺麗な弓ね?」
「剣┅┅ミスリルソード!鍵?」
「ほぇ~!ミスリルソードって言うのですかぁ?綺麗ですぅ~♪
鍵は何の?」
「弓ねぇ?誰が使う?」
「アカネが使えば?その剣も使ったら良いわよ、今の剣は王宮で貰った奴でしょ?縁起悪いわよ」
「そうね┅この剣は処分しましょ
このミスリルソードを使うわ
弓は練習して使いこなすとしましょ♪」
「鍵 この先必要? 謎!」
ミノタウロスの肉塊は20kgもあってホクホクのリコ
ステーキが食えると大喜び!
角も見事で2本もあった、ドロップ品に大満足の4人♪
モネちゃんは魔石に興奮してた?
彼女の顔くらいの大きさ!
多分かなりの高価!目が金貨!
ホントぶれないちゃんだよねぇ♪
ボス部屋はオークキング!なんで?
しかぁし!魔物知識が低い彼女達はオークのデカイのだと思ってる
「今度はマナミが始末してねぇ~♪」
「やっと私がドンパチ殺るのですねぇ!あんなオークなんて少ぉしおチンチンがデカイだけですぅ~!
玉は要らないのです!」
いきなりファィヤーボール!
続けてサンダーボルト!
ドカドカドッシャーン!
ビカビカドッカーン!
「キャア!髪が燃えるぅ!」
「結界!はぁ~火傷する所だったわ、狭い部屋での火魔法は考えものね?」
「アワアワ┅ご免なさい!」
「大丈夫よ?それより倒したのかな?」
「┅┅酷い!」
「あちゃぁ!部屋中黒焦げよ?
ドロップ品大丈夫かな?」
「見に行きましょ?」
あったぁ!やはり肉の塊と睾丸┅┅蹴るなぁ!痛いだろ!
オークキングの剣?大剣だね
それと宝箱!ボス部屋は出るよねぇ~♪
「今度は罠が無いですぅ~」
「この剣って売れるの?」
「オークキングの剣 高く売れる」
「この肉も美味しいのかな?」
「キング肉は最高級品 ミノタウロスと同格」
「ほぇ~!リコさん?ステーキ増えましたぁ~♪」
「ウフフ♪マナミちゃんが宝箱開けてね、アナタが倒したんだから」
「ハイ~♪どれどれ?┅┅本?それと玉?綺麗ですねぇ┅
これは?卵?かな?」
「鑑定する┅┅変な動物?魔物?」
「孵化させたら分かるわよ、それよりこの玉は?」
「スキルオーブ スキルを獲得する玉 魔法書」
「ほえ~!スキルがこれで獲得出来るのですねぇ┅何の?」
「┅┅隠蔽のスキル」
「それは凄い!私欲しかったんだ、ジャンケンしましょ♪」
「私は良いわ、マナミちゃん?欲しい?」
「でもぉリコさんが┅┅」
「わかった!ここはマナミに譲るわ!倒したのマナミだもん
次は私が宝箱から獲得するわよぉ~♪」
「ありがとですぅ~!でもどうやって使うのですぅ?」
「胸に当てる それだけ」
「やってみて!面白そう!」
マナミちゃんが玉を持って胸に抱えると光り出し眩しい!
すると?『隠蔽のスキルを獲得しました』
世界の声!スキル獲得おめでとう
「スキル付きましたよぉ♪まだレベル1ですけど」
「良かったね♪じゃあ何でも隠してレベルアップよ!」
「はいぃ!」
そんな感じです┉┅難なく進み20階層!数多くのドロップ品を獲得して遂に来ました!
後続のアンネさん達と20階層で落ち合う手筈ですぅ~♪
ここにはセーフティエリアが有って21階層に出ると転移陣が設けられていて外へ出る事が可能
次来る時も21階層からのスタートですから♪
そして21階層からはアンデッド階層の始まりです!
「奥のボス部屋の所にセーフティエリアがあるようね」
「チャチャと行って休憩しましょ♪アンネさん達も来るでしょうから」
「┅┅なんか変 今までと違う」
「アワアワ┅大きいのが多いですぅ!怪獣?」
「怪獣って?あのミノタウロスより大きいの?」
「そうみたいよ┅┅トロールかな?」
「おかしい┅トロールは30階層から ダンジョンおかしい┅」
そうなんだ!リッチから始まりオークキングとかミノタウロスなんかこの階層では出ない!
それに冒険者が誰もいなかった?
15階層であの冒険者が帰ったが良いと言ってから出会って無い?
「良いわ!アンネさん達が来る前に始末して仕舞いましょ!」
「どうやら最初だけみたいよ!
後は通常の魔物みたいだから全部倒して休憩よ!」
「敵は強い 勝てる?」
「ウフフ♪大丈夫よ!あれってワイバーンより強いの?」
「イヤイヤ!ワイバーンが強いに決まってる!」
顔をブンブン振って間違いを正すモネちゃん!カワイイ♪
「じゃあ楽勝ね!ワイバーンの群れと戦った時はレベル低かったからねぇ~♪」
「アカネ?ああ!森で出会ったのね?私も森へ行けば良かった」
「私はグリフォンと戦ったですぅ~♪あのお肉も美味しかったですぅ~♪」
「┅┅┅┅┅ガーン!」
トロールの群れ10体が吠える!
アオ~ン! ガァァアア!
その群れに3人が挑む!
魔法攻撃!
光魔法!闇魔法!雷魔法!
マナミちゃんは氷魔法も使い突き刺す
アイススラッガー!
サンダーボルト!
闇魔法!ダークトーム!
光魔法!ライトスラッガー!
ダークトームは刺だ!
地面から黒い大きな刺が何本も突き出てトロールを突き刺す
ライトスラッガーは光の刃が無数に飛び体を切り刻む!
光の刃だから物凄く速い!避ける事は不可能!
あっと言う間に10体は霧と消えた
そして後が悲惨┅┅雷の影響
あちこち焦げてます!
「ドロップ品の回収が大変ね?」
「10体よ?そんな大変でも無いわよ、さて?どんなドロップ品かな?」
「トロールですからぁ?」
落ちてたのは宝石!それと魔石
「キャア!ダイヤよぉ!ルビーも!」
「こっちはサファイア!」
「トパーズにエメラルド!凄い!」
「┅┅┅┅ガーン!」
宝石を抱えた3人と1人┅┅?
モネちゃんがおかしい?
ニタニタ♪ホクホク♪にたぁ♪
小さい手にダイヤを持って笑ってます!怖い!
「エヘヘ♪お宝~♪ニャハハ~」
「なんかキャラ変わってるわよ?」
「モネちゃんお金とか弱いんだから~♪でもカワイイわよ」
「モネモネ笑うと超カワイイのぉ~♪」
「マナミもカワイイ♪」
「ハイハイ!休憩しましょ!もうすぐ来るでしょうからね?」
「セーフティエリアでしょ?
誰も?いないね?貸し切りで良いんでしょ!お腹すいたぁ~」
「ステーキしましょうか?それともバーベキューかな?」
「誰もいないからバーベキューが良くない~」
「バーベキュー!良いですぅ~♪
お肉も沢山ありますからねぇ~♪」
「野菜も食べなきゃ駄目よ!
ちゃんと買って来たからねぇ」
「ピーマンとニンジンは遠慮しますうぅ!他は大丈夫ですからぁ」
「バーベキュー?」
「モネモネは初めてよねぇ~♪
楽しいよぉ~♪」
「トイレは?」
「ああ!これよ!ハイ!それリコ専用だからね、これはマナミちゃん用」
「ありがとうですぅ~♪」
「アカネ様!感謝致します!ではお花摘みでござる!」
「アハハ!もぅ!笑わせないでよ!」
「お花?」
「ウフフ♪私達の世界ではトイレに行くのにお花摘みに行くって言うのよ、生理と同じよ」
「良い!それ凄く良い!お花摘み♪使う!」
「私達も精霊さんって使わせて貰うわよ」
女子は大変ですな?男子はデリカシーが欠けてますからねぇ~
ストレイト表現しかできません!
この携帯トイレも大好評で冒険者ギルドでの販売にしてるんだ
やっぱ女冒険者達は悩んでたからねぇ~
それで流通もギルドで流れてる
遥か王都へは冒険者達が運ぶから安全なんだよ
ついでに他の商品も運んで貰ってるんだ
マジックバッグだから大量輸送だけどバッグ1つで可能ってチートだぜ!ファンタジーだぁ!
ジュウ!ジュウ!と美味しい香りを漂わせシチューも用意!
サラダはポテトサラダ!
パンも沢山ありますねぇ~♪
「美味しそうな匂いね?」
「来た来た!みんなで食べましょ!」
「助かるわ┅┅でもこれは?」
「ウグウグ┅バーベキュー 美味しい♪」
「モネ!もう食べてる!」
「食べましょ、食べましょ!」
「「「「「「「「うぁ~い!」」」」」」」」
皆で舌鼓♪酒は無いですねぇ!
流石に!でも美味しそうです!
「食べたらお風呂の用意するから」
「えっ?泊まるの?」
「う~ん?だってもう夜よ?」
「そんな時間?」
「夜の9時よ、帰っても寝るだけよ?」
「時間分かるのね?」
「ええ、時計持ってるから」
「時計?何よそれ?」
「えっ?この世界に時計無いの?」
「時間を計る魔道具は凄く高くて┅┅それに持ち運びは無理よ」
「これよ、腕時計┅私達全員持ってるけど?」
「こんな物が┅┅向こうのよね?」
「ええそうよ、他にも持って来たの有るわよ」
「どんな?どんな?」
「ドライヤーとかスマホに化粧品とかね?」
「私も同じね、ドライヤーは流石に無いけど」
「私も同じですぅ手鏡は2つですかねぇ」
「でも電気が無いからスマホやドライヤーとか使えないの」
「┅┅┅┅分からないわ」
「ちんぷんかんぷん」
「使えたら便利なんでしょ?残念ね?」
「でもヒカル君なら使えそうだけど┅┅」
「あれはやってるね!電気とか発電してるんじゃ無いの?」
「ヒカル君得意そうでしたよぉ!」
はぁ~まだ電気には手を出して無いよぉ~
でもドライヤーは出来てるんだよねぇ~♪
化粧品も乳液と化粧水とかは作ってる鏡もだよ♪
「そのヒカルって子は凄いのね?オーストンの町にいるのよね?会ってみたいかな?」
「どんな子?」
「男の子でしょ?イケメンなの?」
「アカネの彼氏でしょ?キスとかあっちとか?まだ?17歳でしょ?遅いわよ」
「アワアワ┅そんなのまだですぅ!」
「アハハ!マナミみたい!」
「アカネは純情ね?ウフフ♪」
なにやら俺の事を話して盛り上がってますなぁ┅現地人ですが?
ベッドで寝る3人と1人
冒険者の彼女達にマットを出して寝て貰う事にしたようだね
野営の時に彼女達が粗末な敷物で寝てたから買ってたんだ
喜ぶ彼女達はそんな事には気が行かないらしい
これも習慣の違いかな?
衣食住を快適に過ごすのが当たり前の我々と快適さより実を取るこの世界のヒト達
魔法を生活の中で利用しないんだよね┅┅便利なのに
考え方が理解の上に立って無いのが問題だね?
魔法は攻撃と回復とかの治癒だけ
魔力の無駄と考えるんだ
俺達は使わなそんそん!で使う
畑を耕したり建物を建てたり
生活で使う事が優先するんだよ
科学と言う便利生活に馴れてるからだろうね?
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