第11話 天の川環境問題
天の川は今日も美しき輝きを見せていると定番の描写をされるのも今や昔の話。難しい問題にため息を着く悩ましいその姿だけは乙女のような艶めきを思い出させる。観光客たちによるゴミがふよふよ星と共に浮いている、ポイ捨て問題、若い男女の逢瀬をする待ち合わせに使われるために治安問題まで浮上した。七夕伝説とかいって昔、庶民の男と天女の身分違いの恋があって、一年に一度天の川を渡って会うらしい。そんなロマン溢れる話に酔うのは庶民の証。人が増えたことで畔もしっかり整備をされ昔ながらの風情もへったくれもありゃしない。橋を担うかささぎも頭を抱えて今日も出勤。お疲れ様です。
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