第11話 バカップルが一日離れて過ごしてみた 二時限目
◇前回のあらすじ。音海百花の提案で一日離れて過ごすことになったバカップル。しかし、宮崎蒼の限界は近かった。
◇二時限目
「デッサンです。今回のテーマは友達の顔です!」
二時限目は美術。しかもデッサンときた。はっきり言って俺はモモの顔しか描けないぞ。
逆に言えばモモの顔は本人が居なくても完璧に描ける自信がある。
てなわけで俺はモモの顔を本人を見ずに描くことにした。
モモ、モモ、モモ、モモ、モモ!
一心不乱に百花を描き続ける。その数数百枚。数秒で一枚描いている計算だが、魔人を殺すよりは断然楽な行為だ。
「えっ、なにこれ怖。アシュラみたいな腕捌きで百花さんを描いてるよ。しかも一枚一枚完成度高い」
「バカップルというか、もはや病気だな」
「アオたん。あたしの絵を描いて理性を保ってるんだ。愛を感じる……確かな愛を感じるよぉ!」
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