人よりも人らしい悪魔とひねくれ騎士の凸凹コンビを見守りたくなる

魂を喰らう、つまり死を条件とした契約。
それなのに死を厭わない、ある意味人間らしくない騎士・ライアン。
一方の悪魔・リリアは人の生活を知り、ライアンを取り巻く人々と関わり、契約の履行に思い悩む。悪魔のイメージとはかけ離れた純朴さ。
そんな矛盾どうしのバディが国を脅かす正体不明の「脅威」に立ち向かう、ミステリ・ファンタジー。

どのキャラも立っていて、ライアンの性格だからこそリリアは悩むしかわいいし(←)この結末なんだろうなと。シェリーとトリシアもいい味出しています。ライアンとトリシアの犬猿の仲っぷりが楽しかったです。
読みやすく、それでいて満足度の高い著者様の表現力も注目です!

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