第25話

……あ、キモチいい。


「あ……んっ、」


アタシの口から変な声が洩れた。


それにビックリして目を開けた。


するとその様子を満足そうに見下ろすリオがいた。


思わず横を向く。


「そんなにキモチ良いの?」


「っ、勘違いです。」


思いの外、彼は優しくアタシを扱う。

その指先に翻弄されていた。



「ねえ、」


リオは指を絡ませる。強く。


アタシは思わず彼と視線を合わせる。



「そろそろ二人でキモチ良くなろうか……?」

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