第18話
「ファーストクラス……、」
「え、なにファーストクラスって。」
リオは右肘を背もたれにおいた。
だから彼の身体はアタシの方を向いている。
「リ、リオみたいなヒトがアタシと同居とかやっぱりおかしいと思うし。」
「俺が嫌い?」
「ま、まさか嫌いとかではなくてっ…?」
アタシが言い終わらないうちに彼は右腕でアタシを引き寄せる。
初めて、
彼の体温を頬で感じた。
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