見栄っ張りな私と能天気な君

秋葉

短編小説

どれが本当なのか。

情報も言葉も。

「モテそうだよね。」

「真面目そう!」

思ってもない中身がない言葉。

疲れたよ。

「大丈夫!全然平気」

辛い。

「まだここからだよ!」

見栄っ張りなんだ。

いつになったら心から笑えるの?

本当は頭は悪いし明るくないよ。。

「疲れたら少し休もう?」

クラスメイトの女の子が言ってくれた。

君は少し暗くて能天気おまけにめんどくさがり。

周りから見たら一匹狼みたいな感じで避けて行く。

でも私は羨ましいと思った。

一人でも生きていけそうな彼女に惹かれた。

「真面目ちゃんってイメージあったけど私に意外と似てるね」

「おかしいよね」

「いや?」

「いいと思う。そのままの君が一番だよ」

君と話していると気持ちが楽になれた。

だから君に伝えたい。

本当だよ。

噓に聞こえるのかもしれないけれど。

君と見る夏空はただただ奇麗なんだ。

みんなに自慢したいくらいだ。

「私は幸せだよ。」

心の底から笑えたと思う。

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見栄っ張りな私と能天気な君 秋葉 @akibayoru

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