前のエピソード――④取引とやら

名前　ガラン・ラスタフ

　　　Galland Rasterv

性別　男

年齢　27 歳

身長　186 cm / 体重 81 kg

T-W-H　101-76-85

種属　バルト・ヒューマン（森連人）n-Bh

出身　曇天都市　クラウドライ

髪　　金　アップバンク

目　　ブラウン、少し困ったような眉

鼻/肌高くスッと伸びる / 程よく日焼けした白色

好き　一工夫のあるインテリア、赤身のステーキ

嫌い　自堕落を個性とする奴やプロテインを見て顔をしかめる筋トレの敵すべて

悩み　働く意味

願い　国家統一。故郷への帰還

　筋骨悠々で高身長、おまけに整った顔立ち。部下の面倒見も上司からの評判も良く、高水準で安定した国境警備員とかいう最優良物件。幼少期からまじめな性格で、『努力するからには一番でなければならない』という別に親に教えられたわけでもないスパルタ思想の元、数々の賞を総なめにしてエリート街道を驀進してきたモンスターボーイ。

　若いころから従軍していたため、女性経験をはじめとした青春的なものの大半ができずじまい。本人もソレを気にしており過去何度かいい話はあったが、人に弱みを見せない完璧精神とホエイやバルクが常用言語と勘違いした頭まで筋肉の詰まった生活が災いし、上手くいくことはなかった。２７歳、今もさくらんぼーイ。

　いつぞやの少女は元気だろうか、友人も親も故郷も失い、私になにがのこっているのだろうか。全力疾走したはずのレース場、閑散とした客席、横には誰もいない。後何度、このハードルを飛べばゴールなのだろうか。働く意味が、少しわからなくなってきた。