第33話
ヒカリの翌日の仕事はバラシになり、しばらくの休暇が与えられた。代わりの仕事は全てキラが代役になったそうだ。これはキラがヒカリ以上の大スターだからできたことで、きっとキラ以外には頼めなかった。
私はキラのためにすることは曲を書くことだ。キラのソロデビューシングルに収録される二曲を書き下ろすことがキラのものになった私の最初の仕事だった。
期限は一か月だ。無茶な話だったがやるしかなかった。キラはスターとしての権力を使って「歌う曲はミカゲちゃんの曲がいい」とゴリ押したらしい。
一月の中旬、シングルが発売された。キラは瞬く間に日本一のアイドルの座へと駆け上がっていった。
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