第16話

「過去に付き合った男性がいるのに俺とが初めて何ですか?」


「そうです。2人とも最低な男だってすぐに気づいたので…」


「できる限り優しくしますから」


「えっ…」


…私のこと引いてない?

このままでいいの?


湊さんは下着を脱がせると下の方へと手を当てる。


「もうこんなに濡れてるじゃないですか」


「いや…言わないで…」


「俺は嬉しいんですよ。感じてくれてるってことじゃないですか」


湊さんは微笑んだ。

そして優しく触れながら再びキスをする。


「んんっ」


先ほどとは違い、激しく舌を絡ませながら濃密なキスを交わす。


「そろそろ…入れますね」


「あっ…!」


私の中に湊さんが入ってくる。


「キツくて…中が絞まって…気持ちいいです」


「やあっ…」


ゆっくりと腰を動かすと、不思議な感覚に襲われる。

重なる手。

何度も交わすキス。

湊さんのカタチになる私。


「綾那…好きです…」


「んあっ…」


だんだんと激しくなり、頭がフワフワする。

…でも湊さんは私を優しく包み込んでくれる。

湊さんとのセックスがこんなにも気持ち良いと感じてしまうなんて…

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