Dan・ダ・だん
たまに自分がどこにいるのか分からなくなる時がある。
よく周りの人に
「今何時?」「今日って何曜日?」「今何日だっけ?」
と質問する人がいたとしたら、
それは【わたしのこと】だと思ってくれてもいい。
ココロより
...
友達のココロっていう面白いやつがいるんだけど、
そいつはよくさっきの質問をしてくるような時間にルーズで
ちょっとだらしがないけど憎めない、
放って置くことができないくらいにはちょっと繊細過ぎる
頑固者の友人のひとり。
友達に関してはお金に糸目をつけることもない。
自分に嘘をつけないんだろうな。
ココロってやつは。
ただいつもそいつの周りには友達?なのか、
仲間?なのかよくわからないようなひとがココロの周りにはたくさんいた。
ただ、不思議とココロはいつも楽しそうで笑顔の印象がでかい。
まわりの奴等も同じような印象だと耳にしたことがある。
あと、声が大きくて声に特徴があるから
そいつがどこにいるのか直ぐに見つける事ができる。
外見も派手だからすぐわかる。
派手っていっても似合うからすげえなっていつも思ってはいる。
なかなかあの毛色が似合うやついないと思う。
服もだけど。
一番印象があるのは眼?瞳なような気がするけど、
それは自分だけの秘密にしようと思う。
なんかちょっとあいつに知られたら悔しいというか
なんか恥ずかしい気がする。
ココロの瞳はいつも光があるような、
それでいて全てを見通されているような感覚になるから
ココロには隠し事も嘘もつけない。
そんな感覚を覚えるのはきっと自分だけではないはずだ。
ある日ココロからおもしろい?と表現するには少し不思議に感じる話をされたことがある。
「ワタシ、そのひとを見ただけでなんとなくそのひとの人柄とか、何を考えているのかわかる気がするんだよね。たまに未来?なのか過去なのか映像が視えたりするんだけど、これってなんだろうね?この感覚って面白いなっていつも思ってる。」
ああ、それってHSPとかエンパスとか?そういうこと?
「うーん・・・よくわからない。急にそんな風に感じることが増えた気がするんだよね。」
そう言うと、ココロは空を見つめていた。
ココロの眼には何が映っているのだろうか。
それは本人にしか視えない世界だ。
だから少なくともココロが生きやすいようにこれからも視護ることができたらいいなと、友人のひとりとして側に要られることを切に願う。
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