第18話:きりんち! ……え?

 凪くんちで暗くなるまでゲームして、帰って軽くご飯食べてお風呂を済ませたあと、きりとえいなと深夜までApaxやらなんやらをしてゴールデンウィーク2日目が終わった。


 もつ半分終わったって考えたら早く感じるけど、長期休みでもないしこんなもんだよねぇ……。


 ……うん。それでもやっぱり早いもの早い! あと10週間は欲しいよ……!


 とまぁそんなことを嘆いたところでゴールデンウイークが増えるはずもなく、後半戦の3日目が幕を開けた。


 ……正確には、後半戦3日目の12時間が終わったタイミングだけど。


「……うむ。4時睡眠12時起床か……これじゃあ学生ゲーマーというかただの社不では……」


 ゴクゴクゴク。


 うん、こういうのはアイスコーヒーと一緒に流し込むに限るね!


 さーて、今日も今日とてゲームを……。


 そんなことを考えつつ、昼ごはん朝ごはんの準備をしていると、ふと視界にファスナーの開いたスクールバッグが目に入った。


 2日間──いや、0日目も含めて3日間取り出すことすらしなかったゴールデンウィークの課題も。


「…………課題、やるかぁ」


 アイスコーヒーでも流し込むことは出来なかった。うぅ……そこまでやる気があるわけじゃないけど、3日間とも遊び倒しちゃったしね……。


 と。そのとき、ピロン♪という音とともに一通のRINEが届いた。


 僕は課題のことを一瞬で忘れてスマホを手に取った。


 送り主はきりだった。


 きりゞ【きょう暇?】


 そうた【ひま】


 きりゞ【はや!?】

 きりゞ【え】

 きりゞ【どしたん?】


 そうた【大丈夫、こっちの問題だから】


 きりゞ【余計気になるんだけど!?】

 きりゞ【ま、まぁ一旦置いておくよ……】

 きりゞ【今日暇なら一緒遊ばないかなーって!】


 そうた【そりゃもう大歓迎だけど……】

 そうた【遊ぶのならいつもしてない?】


 きりゞ【あー……】

 きりゞ【まぁそれはそうなんだけど……】

 きりゞ【どうせならオフでゲームしないかなって】


 そうた【え、】

 そうた【それって】


 きりゞ【ん!】

 きりゞ【うち来ない!?】


 そうた【え、行く】


 やったぜ課題サボる理由ができた! しかもオフで遊べるとか最高すぎない!?


 するとしばらく時間が空いて、またきりから返信が届いた。


 きりゞ【ん!】

 きりゞ【じゃ、えいなも呼んどくね!】

 きりゞ【ちょっと恥ずかしいけど】


 恥ずかしいけど? 何が……あ。


 ………………女子の家。異性の僕。


「ッスゥゥゥー…………」


 これあれだね。冗談で言ったやつにYESって返事しちゃったやつだね……。






《あとがき》


書く体力が切れかけてたのでいちゃつきはまた明日…!

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