第27話
私の胸に頬を預けている朋紀の息が、微睡みに堕ちかけていた私の意識を現実へと引き戻していく。
麻酔が覚めるように、営みの余韻と気怠さが甦りつつあるけれど……。
今は、恥ずかしさの方が先にたっていて、身体の事なんて気に留めていられない。
さっきまでの自分も恥ずかしいけれど、今の現状もかなり恥ずかしい。
カーテン越しの日射しがやけに明るくて。
朋紀の肌が自分の肌に密着していて……胸の上に朋紀の顔があって……。
……っていうか………朋紀ってば、いつまでそうしているつもり?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます