第27話

私の胸に頬を預けている朋紀の息が、微睡みに堕ちかけていた私の意識を現実へと引き戻していく。





麻酔が覚めるように、営みの余韻と気怠さが甦りつつあるけれど……。





今は、恥ずかしさの方が先にたっていて、身体の事なんて気に留めていられない。






さっきまでの自分も恥ずかしいけれど、今の現状もかなり恥ずかしい。







カーテン越しの日射しがやけに明るくて。






朋紀の肌が自分の肌に密着していて……胸の上に朋紀の顔があって……。









……っていうか………朋紀ってば、いつまでそうしているつもり?

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