Chapter4

第24話

朋紀は、私の返事に小さく笑い、私の身体を強く抱きしめた。







「………愛してる」






甘い囁きの直後から首筋に降り注いだキスに、私の意識が一瞬遠のく。






映画やドラマで垣間見たような、その艶めかしい行為が、今まさに自分の身に降りかかりつつある現実に、思考がかき乱されて。






身につけているものを解かれていく度に、羞恥心に駆られて萎縮してしまう私を、彼の唇が優しく解きほぐして……。







その甘美な儀式に酔いしれているうちに、私はベッドの上に横たえられていた。

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