第15話

‥‥‥‥って、思ってる俺の方が、既に、マジでヤバい。





続き、シたい‥‥‥っ。





コート越しの背中を撫でまわしてるだけじゃ、全然足らない。





貪るそばから飢えて、息つく間も惜しんで求めてしまう。





堕ちる思考と、悦楽に戦慄する身体。





脳髄が麻痺していくような錯覚に浮かされていく。





同時に湧き上がる罪悪感は、きっと。





愛しい人を蝕み続けているという自覚に由るもの。

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