第2話
‥‥‥‥てなコトを、今朝、急に思い出した。
あの当時、俺は多分、5歳ぐらいだったと思う。
あの時点で、『瑠羽は俺の眠り姫』と言っているあたり、我が母親ながら、なかなかに先見の明がある。
‥‥‥いや。
母さんがああだったからこそ、俺が物心ついた頃から瑠羽の事を特別大切に思うようになったのかもしれない。
まあ、母さんにそんな思惑があっても無くても、俺は必ず瑠羽に恋していたとは思うけど。
それにしても。
13年もの間1度として思い出さなかった、そんな他愛の無い会話の記憶を、今になって思い出すなんて、何か意味があるとしか思えない。
奇しくも、今日は、俺の18歳の誕生日だし‥‥。
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