第13話
『アイツ、定期的に何かしら聞きにきやがって。それにしてもなんでそんなこと聞くんだ?』
ここ最近俺の元を去ったカジキが定期的に質問してくるので俺は苛立っていた。
四六時中どんな時でも聞いてくるのはまじでやめてほしい。人であった時の感覚を少しでも残すように寝たりとかはしてるんだから。
それにしてももうロゼが地下にこもって4日立つが跡3日か。
あいつこういう時必要最低限のことしかしないから俺が飯を持ってかないと食べもしないんだよな。
朝食を作り終えロゼの元まで持っていくが、途中で力が抜け食器を落としかけるが、間一髪のところで魔法の再展開に成功したため、落とさずにすんだ。
地下室の前につくと部屋の前に服が置かれてあったので俺は急いで部屋の中に入るとそこには全裸のロゼが魔法陣の作成をしていた。
俺は服を魔法で持ってきてロゼの元まで急いで向かいロゼにきさせようとするが
「うーん。じゃまー」
『相棒、寝てんのか!?』
今までは寝ずにやっていたのに今回は寝ながら製作を行なっているだと!?
俺が驚いてる最中もロゼは魔法陣を作り鉛筆に付与していってるが、俺はとりあえずロゼを風呂に連れて行く。
流石に寝ているロゼに負けることは無いので風呂場に連れて行けたが、いまだに起きていないらしい。
ロゼの全身を洗ったあと湯船に肩まで魔法で支えながら浸からせる。
十分ぐらい浸からせたら全身を拭き服を着させて地下室に放置する。
ロゼの脱ぎ捨てた服を洗濯したり、部屋を掃除し終えて俺は幼女形態になり椅子に座る。
そして、
「あぁ、俺っていつからこんな感じになったんだっけ」
少しばかり過去を思い出してから昼の買い物に出かけるのだった。
———•••———
次の日、昼の買い物をしていると
『主人〜!料理?ってやつ教えて〜』
突然カジキから意思が飛んでくるが、あいつが料理だと!?
鷲に全てのことを任せ続けてきていたらしいカジキが!?
『おっ、おう。どこで教えればいい?』
驚きすぎて反応が遅れたがカジキが自立できるようになるならいいことか。
はっきり言ってこいつらを歪みに放置するのも悪いからな、放置してたの俺だけど。
『僕がいる場所〜。主人ならわかるでしょ?』
『ちょっと待ってろ』
えーっと……リンクが繋がってる場所はそこか。
カジキの居場所を感知できたが結構大きな建物の場所らしいので、思ったより豪華な生活できてるのか?
『向かうにしても少し用があって遅くなるがいいか?』
『うん!じゃあ待ってるからね!』
俺は買い物ついでにカジキように食材とポテチを買い歪みを使ってカジキの元に向かおうと考えたが、流石にカジキの場所直接はまずいか?
もしかしたら誰かと同居してるかもしれないし。
歩いてカジキの元まで向かうが歩いている最中に後ろに人が増えていってることに気づく。
つかれてるのか?もしかしたらこの前遭遇した悪の組織崇拝してる奴らかもしれないがとりあえず人通りが多い方に向かう。
運がいいことに人通りが多い方にカジキは住んでるらしくそのまま向かってしまうか。
数分ほど歩いていると後ろにいた人たちは消えていたのでおそらく向かう先が一緒だっただけだろう。
そう考えながらカジキの反応のある場所についたのだが
「なんで魔法省に住んだんだあいつ」
これってどう向かえばいいんだ?
あれか?ほらあの友達に会いにきましたとか……って、できるか!
めんどくせえから人のいないところで歪み使って向かうか。
最初からそうすれば良かったと後悔しながら人気のないところに行くと人に囲まれた。
そういや、俺つけられてたって考えてたけどまじであってたのかよ。
人が一斉に襲いかかってくるが一人一人に反撃をしながら数分が立つと
「お前たち!せっかく私が脱獄したというのにとっとと人の子1人ぐらいは捕まえ……て…」
数日前にあった神官の男が現れた。
いや、気っまず。
男は俺を見て固まったのでその隙に腹に蹴りを入れようとするが上から現れたシスター服をきた大柄な男が落ちてきて守られる。
男だよな?いや、見た目は男かもだがシスター服を着てるから女の可能性も。
「このガキを次の生贄にするのか?」
「クソゴツイ!」
あっ、思った以上にごつい声だったのでつい声を出してしまった。
「えぇ、今回は組織に依頼して人を増やしてもらって助かりました。あのガキ思ったより強くてですね」
「それは理解できる。今も腕がいたい」
まって、本当に笑っちゃうから。
襲いかかってくる人をさばきならが2人を見続けるが今襲えば良くない?
人数の利は結構あったけどもうお前たち2人しか残ってないよ?
「3分で全員が落ちるとはな。お前が操っているとはいえそこまで弱くは無いはずだが?」
「とりあえず、あのガキを次の贄にするのでやっておいてください。できれば生かして欲しいですが死んでいてもいいですよ」
「了解した」
シスター服の男が俺に迫ってくるが遅いな。さっき守れたのは落下中で早かったからか。
男が右から殴ってこようとするが
【グサ】
「ぐっ!」
男が短い唸り声をあげ、すぐに引こうとするが右手に鎌が刺さっている為引こうとしても引けずに逆に血を出すだけとなった。
男が俺のことを見ると驚いた表情をするので
『どうも、◻︎◻︎の半神です。では、土に還ってください』
と言い。
鎌を引き抜きそのまま男の首を断ち切る。
男の首が地面に落ち切られた場所からは絶えず血が出ているが
『邪魔だよ』
と言うと、男の体にヒビが入りそのヒビが全身に巡ると男の体は砕け散るのだった。
砕け散ったさいに飛び出た内臓や血を浴びなら神官服の男の元まで行くと
「ひ……ひぃ!?やめろ!くるな!我らが神よ私をおすくぅぃ……」
急に神に祈りはじめたが無視して男の首を断ち切る。
あぁ、そういえば男に操られてた人がいたなと思ったのですそっちを向くと血がたくさんかかってしまった人たちが山になっていた。
『はぁ、“クリーン”』
よく掃除の時に使う魔法をここら一帯にかけて適当に近くの人通りのある場所に歪みで送る。
全ての人を送り終わった俺は男の死体に近づき
『◻︎◻︎
とっとと喋れ』
死体に権能を使い擬似的な蘇生を行う。
まあ、完全な蘇生をするのはできるがやった場合ロゼに影響が出るので行わない。
もう一つの四散した男の方は肉片しかないので俺1人ではこの男のような擬似蘇生もできないが。
今はそんなことよりこの男から情報でも得たいのだが
『お前たちの目的は……やっぱダメか』
男にしゃべらせようとしたのだが、魔法が男にかかっており喋らすことはできなかった。
多分本人も知らないんだろうな。一応、喋らせることはできるとはいえ魔法をかけた本人に情報が行く可能性を考え男の死体をどうするか考えていると
『主人〜?何かあったの?』
『いや、もうすぐ着くから待っていてくれ』
カジキから意思が飛んできたので、すぐに向かわないとか。
はあ、とりあえず男の死体を歪みの中に放置しカジキの元に向かうのだった。
———•••———
私は通報があった場所に向かったがそこには何も無かった。
「はあ、いきなり起こされたと思ったらイタズラか」
人気の無い場所のため誰もおらず、地面などもゴミ一つない綺麗な状態になっていた。
もしかしたらここじゃ無いかもしれないからと思い、奥の方に進むとだんだんとゴミが落ちていたりしたが特におかしな物はなかった。
来た道を戻り、人通りの多い場所に出ようとした時
「ゴミ一つない」
私はすぐにさっきの場所で戻り辺りを見回すが
「やっぱり何も無い」
私は異常に気づきすぐさま魔法の痕跡が無いかを探ると
「結構な数の魔法の痕跡がある。でも操作系と強化系しかないから綺麗な理由がない」
この異常について調べる為、スマホを取り出し三川に連絡をするが
「でない。何かあった?」
私はすぐさま魔法省に戻るのだった。
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