第33話
「…やだ」
3人の状況で、何かあるはずがないって思ってるけど。
『じゃあ、俺がここで寝るよ。』
家主が?へえ
ってあっちが寝室って、案内されて入ったらすぐに部屋の扉は開く。
『って言ったらいややっぱ一緒でいい。とか可愛いこと言うんじゃないの、今のパターン。』
「そんなの私に求められても。」
可愛げなくて、悪かったですね。
一方的に朝日さんに怒られた時も、私は冷めてるんだって言われたっけ…。
そんな会話もなかった、かのようにベッドに入ってくる。
「リビングで寝るんじゃなかった?」
『一緒に寝るよ。』
「…」
『隣であいつが寝てんのに、何かするわけないでしょ。はい、寝て。』
警戒して、ベッドの横で立ち尽くしていたら、そんな言葉が飛んできた。
…信用して、大丈夫?
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