スマートで冷静沈着過ぎる先生はあまりにも消極的で謙遜しがちな私に密かではあるが惚れ惚れしてるので、先生を自然な流れかつ、絶対にバレないように私だけの〇〇にして最終的には悪用して絶望させるまで

第1話 交差する心情

薄曇りの午後、教室の片隅で静かに本を読んでいた私。周りの喧騒とは無縁に、心はどこか冷静だった。無反応で無関心を貫く私の横で、先生は生徒たちと明るく笑い合っている。彼はいつもそうだ。冷静沈着で、どんな状況でも明るさを保つ。

そんな先生を、私は冷ややかな目で見ていた。彼の無邪気な笑顔や、軽やかな冗談の裏には、何か深いものが隠れているのではないかと思った。いや、実際には私の方が、彼の心を探りたいと思っていた。

放課後、教室には私と先生だけが残った。周囲が静まり返る中、彼は少しだけ疲れた表情を見せた。普段は見せない本音が、ふと垣間見える瞬間だった。私の心の中に、彼のこの一瞬の表情を捉えた瞬間、ある計画が浮かび上がる。

「(私の名前)、何か手伝うことはある？」彼が、私に声をかけてきた。

「いえ、特にありません」と私は無表情で答えた。内心では、彼のその問いかけが、私の思惑にぴったりと重なることに気づいていた。彼は、私が何かを求めていることに無関心でいた。

次の日も、放課後に教室に残った。再び彼は「何かある？」と尋ねてくる。私はその都度、無関心を装って「ありません」とだけ返す。だが、彼の表情が少しずつ変わっていくのを感じた。無関心な私に、少しずつ惹かれ始めているのだ。

「じゃあ、また何かあったら言ってね」と、最後にはいつも優しい笑顔で見送る彼。私はその笑顔を背に、心の中でほくそ笑んだ。そう、私は彼を私だけの〇〇にしてやると決めたのだ。

「私の言葉を無視するのは許せない」と思いつつも、表向きは何も変わらない日々が続く。彼を深く理解し、彼が持つ全ての心情を引き出すための準備をしている。この冷静沈着な先生が、自分の心を私に委ねる瞬間を待ちながら、少しずつ、彼の心に忍び寄る計画を練るのだ。

日々の積み重ねの中で、私の心は冷静さを失いかける。彼が私に興味を持っているかもしれないという可能性に、期待が膨らんでいく。だが、私は冷静さを保ち続けなければならない。彼の心を絶望に導くための一歩を踏み出す準備を整えるために。

この不自然な関係が、いつしか私たちを引き寄せていく。彼の心の奥深くに潜むものを知るために、私の計画はまだ始まったばかりだ。次に何を仕掛けるか、それは私の自由だ。

そう、私は彼の心を手中に収めるための、冷静な策士であり続けるつもりだ。