若者の生活観(2)
第4話
東京都にはこうした若者に資金を貸し出したり就職支援をする制度がありますが
これでさえ都内在住、在勤が1年以上で、ネットカフェを通じて申し込みをしなければならず
しかも定員制限があり、実際には制度は機能していません。
しかも都内のネットカフェを転々として1年でもだめで、住民票が継続して1年以上
都内にあるか、もしくは都内の事業所で1年以上継続勤務したという実績がないとだめです。
それを見ていれば、起業して失敗して同じ目を見るくらいならば
サラリーマンとして生きていれば高収入はないものの、食いっぱぐれはない。
ただそれもいつ首を切られるか、そう思ったらまともに働く気がしません。
企業は経費を抑えるために1年単位の契約制を導入します。
が、契約が切れればどうなるか、そう思ったらまともに働く気が起こりますか?
今の日本はそういう社会です。人情など考慮に入れずに容赦なく切り捨てる弱肉強食社会
私ですらいつ切り捨てられてもおかしくない。だから賢者は安定を望むのです。
確かにそれでは日本の成長が阻まれるということになります。
少々時代に合わなくても高度成長期みたいに
会社はその社員の家族も面倒見れるくらいの給料を出し、また終身雇用も保証する。
それにより将来の不安なく働ける環境を作る。
また消費税は少々あげてもいいですが、その代り年金保険料を廃止し、老後の生活が
一切心配のない社会を作る。
現在の不況は将来に不安を感じた日本国民がモノを買わずに貯蓄に励むことにより起こっています。
だから資金は銀行に滞留し企業に流れない。なぜなら企業はモノが売れないから事業ができないからです。
当然銀行も資金を出せない。資金の流れが起こらなければ不況になるのは当然です。
だから国民の将来の不安をなくすため、社会保障を手厚くして安心な社会を作り
消費と雇用を増やすことが大事です。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます