107.「塵劫記」とリナックスコミュニティ

第107話

私もコンピューターにかかわるようになっていろんなことを知った。

私が「リナックス」とであったのは新しい勤め先でのこと、

そして「リナックス」は機能はWindowsと同等レベルにまで達していること

そして原則無料で手に入ることだった。

「リナックス」は1991年、フィンランドのリーナス・トーバルズ氏によって開発され

現在に至っているが、その開発方法は驚くべきものである。

Windowsはマイクロソフト社が多額の費用をかけて開発をしている

これに対し「リナックス」はリーナス・トーバルズ氏を中心として世界中のユーザー同士がインターネットでつながり個々に改良を提案してリーナス・トーバルズ氏が良いと見ればその改良を既存の「リナックス」に組み込んでいく形式だ。これを「コミュニティ」といい、現在UNIX系のソフトを中心に広く行われている開発方式だ。

いや、今やマイクロソフト社以外の大手ソフトウエアメーカーのほとんどがこの運動に理解を示し、協力をしていると言っても良い。

現在も世界中の「リナックス」ユーザーたちは個々に研究をして新しいものを生み出している。

ところが「コミュニティ」は何もコンピューターの世界のものだけでもない。実は世界最初のコミュニティは日本から生まれた。

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