101.パソコン免許証制度

第101話

私は最近パソコンを習い始めたのだが、教室に来て見て驚いた。

会社でパソコンやっている私よりも劣るコンピューターの何たるかさえ知らない人ばかりだった。結局みんな使えるようになったのだが、相当な訓練を要した。これではいけないと考えていた。

もともとWINDOWS95からはずぶの素人でも買ってすぐコンピューターが

使えるというふれこみだったが、実際はコンピューターはそんな物ではなかった。年配の方々はみな苦労したと思う。

そこで私は自動車の運転免許や無線免許講習会をヒントに考えた。

「パソコン免許証制度」

自動車や無線免許ではどちらもだいたい30時間くらいかけて教育していき

授業を聞いていればほぼ全員が受かる試験を最後に行い最後に免許が交付される。パソコンもいくらやさしくなったとはいえまだまだ知識の普及が足りない。

そこで30時間ほど講習を受ければ誰でも何とかつかえるようにはなるだろう。

車と同じように一日実技が2時間、学科が6時間程度で若いやつなら合宿で十分だ。こうしてコンピューターの何たるかを学んでからパソコンをいじってもらいたい。もちろん批判はあるだろうが、説明書を見てあたふたするよりはましだろう。それに無線や車ならばこうして講習を受けて免許を受けるのは当たり前に近いが、パソコンがだめだということは無いはずだ。むしろこの方が知識があっていい。

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