77.よい子主義は日本を滅ぼす

本好きの私の所にはいろんな本が集まっているのだが､特に好きな作者は

大沢啓二氏､近藤貞雄氏､星野仙一氏の3人だ｡

いずれも暴力がｲﾒｰｼﾞの暴れん坊監督として打倒巨人に立ち上がった人たちだが､この3人に限らずﾌﾟﾛ野球の名監督､名選手たちは口をそろえて言う｡

｢まじめな奴はﾌﾟﾛ野球では大成しない｣

確かにﾌﾟﾛ野球の名選手は一癖も二癖もある人たちばかりだ｡

これは同人誌の世界にも言えることで､私が知っている同人誌で大成した人といえば､大酒飲みの女の子とか､性格が強烈な女の子とかばっかりで

普通のｻﾗﾘｰﾏﾝやOLみたいな人は一人もいなかった｡

私もまじめな性格が災いして同人誌で大成しなかったとさえ思っている｡

だが､歴史の論争になると相手が誰であろうが自説を展開し一歩も引かなかった｡これが災いし､何人かの同人仲間と喧嘩してご迷惑をおかけしたのだが､

たとえ同人の世界であろうと､過去に同じﾊﾟﾀｰﾝをやって破滅した連中と同じことをやっていた人には遠慮なく文句を言わせていただいた｡

ここから成功するかどうかが決まる｡このときたとえ実行しなくとも私のいうことを聞いてくれるだけの人はそれだけでありがたい｡

問題は聞く耳さえ持たない人だ｡まじめな奴に限って頑固者が多い｡

が､そういう人間に限って必ず破滅する｡実際そういう人間は後に

没落への道をたどっている｡結局まじめでいい子な人は生活はできても

大成しないと言うことだ｡

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