37.がんばれ、世田谷線!(後)
第37話
今でも毎年12月と1月の14,15日に決まって開かれる「ボロ市」に
出かけるためだ。戦国時代、北条氏が市の開催を許可したことに始まり、
以来450年間続いている。
江戸時代、年末になると各地で「年の市」が開かれ、人々がほしい品物と余った品物を交換していた、「ボロ市」は明治になってもその名残が残り
各地から古道具や古家具を人々が持ち寄ってきた。「ボロ市」の名はここから生まれた。「ボロ市」の精神はその形を移民たちに託して、町田へ伝わり、
「2・6の市」から「町田中町商店街」へと伝わっていった。
昭和50年代、古道具はまだ残っていたし、当時は「バナナの叩き売り」は
小田急沿線ではここでしか見ることができなかった。活気があり、道が人で埋まって歩けないときもあったほどだ。
「ボロ市」の行われる世田谷上町は現在も昭和30年代の家がそのまま残っている。
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