32.丸井再生工場
第32話
こうしてビーミー町田大丸とそごうはその幕を下ろしたが、これで歴史が終わったわけではなかった。建物があり、人がいる限り物語は続いていくのである。
まず、豊田市のそごうは2000年12月25日にその幕を下ろした後
松坂屋が引き取り、2001年10月に開店予定になった。
このほか、各地のそごうは他の店が引き受けていった。
ビーミー町田大丸も例外ではなかった。道を挟んで反対側にあった丸井が
引き取ることになったのだ。
こうして2001年4月、丸井はビーミー町田大丸を改装して
「丸井be」とし、従来の丸井町田店は「丸井mini」として開店した。
しかし、丸井はファッションにばかり力を入れすぎ、デパ地下を軽視していた。
なぜ、こんなやり方で儲かるのか不思議でならない。
特定の年齢層や性別にターゲットを絞って商売するやり方は近い将来破綻を
迎える。なぜなら時代の流れに対応できない、つぶしがきかないからだ。
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