第2話
さっさと済ませてしまおうと、リストの中身を暗記してからカゴを取り、まずは印刷用紙やインクを大量に買うことにした。
食品売場ではお茶パックからハムまで、一体これで何を作るんだと思ってしまうほど統一性のない商品を見ながらレジへ向かって会計を済ませるとふと見覚えのある2人組を見て足を止めた。
あれは確か華夜の両親。
とりあえず挨拶しないとなと考えた俺は両手いっぱいに袋を下げて華夜の両親に歩み寄る。
「パパっ!!」
声をかける前に聞こえた幼い声に思わず右斜め下を見下ろすと、何故か目に涙を溜め、俺の腰に両腕を巻き付けながら俺を見上げている、ちっこい女の子。
「……」
どうしたものかと、ちびっ子を見つめる俺を見て、ちびっ子は途端に大声で泣き始めた。
「……は?」
唖然とする俺に泣きわめくちびっ子。
当然たくさんの視線が注がれ、俺は無意識にちびっ子の目線と同じ高さまでしゃがみ込んだ。
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