智樹の休日 智樹side

第1話

「じゃ、よろしくー!!」





俺のベッドに横たわりながら満面の笑みを浮かべるアカリに舌打ちをしながら俺の家と化している別荘を出た。




アカリは今、急なぎっくり腰に見舞われ、歩く事が出来ない状態。




代わりに買い物に行ってきて!と頼まれた俺は断るに断れず、結局『買うものリスト』を片手にショッピングモールまでの道のりを歩いているという悲惨な状況に。




実を言うと今すぐ放棄して雫に車で行ってもらいたいくらいだが、タイミングの悪いことに雫はどっかのお偉いさんを脅しに行っている最中。




「ついてねぇ…」




はあっとため息をつきながら人で溢れるショッピングモールに足を踏み入れた。

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