第21話

「VS4校連合」


次の日俺と光ちんで薪ヶ丘へ行ったが

勇は警察の事情聴取と学校からの説明で

すぐには顔を出せなかったので

バッキーに伝えて

少し話した

バッキーに

『真人は?動けるのか?』


『ああ、暴れてしょうがねーけど、

無理させてもな、刺される前にも

かなり鉄パイプなんかで全身打たれてんから』


光ちんが

『勇もお前も動きてーだろうけど、

俺たちに任せろよ』


と言ったが、


『向こうは他にも二、三校繋がって

4校連合とか言ってる、やり合う時

ゾロゾロ来るかもしれないよ』


と調べた事を話してくれた


俺はそれでも

『ちまちまやるより、

一気に南地区制圧出来てちょうどいい』

と笑った


バッキーは

『光ちん、陸、

すまねーけど俺も、連れてってくれねーか?』

と言い頭を下げた


光ちんが

『真人の見張りが必要だろう、

見張りを勇に頼んでも、頭不在だと

また来た場合にも

色々動かなきゃならないだろ?』


バッキーは

『土日は学校もねーし、真人とは

ずっと仲間なんだ頼む、

俺の知らないとこで汚ねえ手でやられて、

ダサいヤツとか言われんの我慢できねーんだ』

ともう一度頭を下げた


俺と光ちんは顔を合わせ

(まぁ俺たちでも、

同じ事をするかと思い)


光ちんが『分かった』

と言い

『明日は俺と聖川で行くから連絡する』

と言い帝南へ戻った


戻ると幹部が揃っていた

光ちんに『どうだった?』

と聞くので

『バッキーが我慢出来ねーから、

一緒に来るってよ』

と言い


俺は聖川に

『来るメンバーはどんくらい?』

と聞き


『ああ、四、五人ってとこだなー、

メンバーでは上位のヤツら』

『つー事は』

『ああ、10人程度と

相手は最低30人以上50人以下ってとこだ』


『だがこっちは精鋭部隊だな』

と光ちんが言い

涼が

『一人5人か、なんなら幹部だけでも

いいけど、たまにはいいか』

豊も

『楽しくなりそう

じゃねーかよ』

とシャドーボクシング

を始め


聖川は

『あとは喧嘩の場所か、相手は舐めてかかって

くるからこっちまで来るかもな』


光ちんが

『ああ、向こうに来させればいい

相手は他にも連れて来る可能性が

あるってバッキーが言ってたしな』と

笑い

俺も笑顔で

『やっと本気で暴れ回っていいよなぁー』と


やはり

楽しみで仕方ない気持ちと

バッキーに会い

真人の仇は取ると

怒りも込み上がってきた

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