第10話

「青春の光」





それからは

出し物の仕上がりを

確認しに毎日見に行って

問題の

“ギシギシ"

とゆう音も収まった


『よし』完璧

と皆んなで喜び

(俺たちは作製には何も

手伝っていないのだが)


『あと一週間かー』

と呟き

『政の事からかいに行こうぜ』

と光ちんが言い

笑いながら

『何て告るか気になるー』

やっぱ

『付き合って下さいだろ』

いや、

『薔薇とか持って本気ですだろ』

いやいや、

『俺が守ってやる』

とか

『何からだよ』

など突っ込み合い

『あっはっは』

と大声で笑い、


政のいる1組に授業中入って行き

『政ちょっと』

と呼び

“大声で笑ってるから聞こえてるよ"

とゆう顔をして、一緒に出て来た


俺は『なー何て告るの?』

と聞いた

えっまだ考えてるけど…

と返ってくるので

『早く今練習しろよ』

と言うと

『いやいや、勘弁してくれよー』

と困った顔で

聖川を見る


聖川と政は幼馴染なのだ


聖川が

『まぁ照れてんだろ本番の楽しみに

しよーぜ』

と言うと


『お前絶対知ってんだろ』

と笑いながら言うと

『知らねーよ、まぁそんな絡むなよ』

と言った所で


涼が

『まぁ言う事でもねーよな』

と言うので

『お前は黙ってろ』

と言うと

『何で俺だけ!?』

と笑い

爆笑した


豊が

『政は優しいし大丈夫だろ』


『でも相手はマジメちゃんだからなぁ』

とからかう


光ちんが

『不良好きな子もいるし、

無茶苦茶はしてねーから、ぶっつけ本番だな』


と締めくくり


皆んな

『頑張れよ』

と“パチン"とハイタッチをして

その場を離れ


学校の屋上へ向かった


全員適当に座り、屋上から

見渡しのいい街並みやグラウンドを

見ながら


『チーム名』

"Heavens"

はどうよ、と唐突に言った


『天国かー、何でsが付いてんの?』

と俺が聞くと


『ん、こうやってお前らと好きにやってんと

天国にいるみてーで気持ち良かったからよ、

複数形にして仲間のsだ』


と言い

豊が『いいな』

といい

涼も『カッケーじゃん』

と言い

俺と聖川は心の中で

(気持ちいいなー、確かにそんな気分だ)

と思っていた


『よし』、とタバコに

火をつけ皆んなに回す


『政いまくいくといいな』

と誰かが言い

『ああ、やれる事はやった』

と誰かが答える


俺が

『あのデカい土台、俺たちで押さねーか?』

と言い

『最後の競技からは俺たちのもんだしな』

と豊が答える

『当たり前だ』

と光ちんが言い

決まった


俺が

『なぁ光ちん、前から思ってたんだけど

神善寺と付き合ってんの?』


(神善寺とは話した事はないが、

一緒にいるのを見たのだ

頭でも幼馴染なので、俺は容赦なく聞く)


そう聞くと

『ああ、学校入ってすぐな』

と答える


『ええーっ』

『マジー?』

『全然分かんないだけど』


とまた大声で騒ぐ


『まぁ普通に話したり、

一緒に帰るくらいだからな、

普通の子だから静かに付き合ってんだ』

と答えるが


中々騒ぎは落ち着かず

『俺今度見たら後ついて騒ご』

と俺が言うと

『あんまからかうなよ』と

言いながら、まんざらでもなさそうだ



といった感じでこっちの

恋愛についても盛り上がる


青春真っ盛りの

暑い日々だった

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