無駄と無駄しかない無駄で無駄が合わさった無駄な会話(イベント用)

道楽byまちゃかり

ただの狂気な会話

「お前……あの娘を嫁に娶るんか?」


「娶る? それはつまり私があの人を嫁に貰うことを言っているのですか?」


「そういうことになる。このことを詳しくお前に問いただすためには、この前起こった出来事を聞かなければならない」


「出来事? 出来事って世間で起こる色々な事の略称ですか?」


「その通りだ。話を戻すが、お前昨晩あの娘と手紙を交換していただろう」


「手紙……ですか? 手紙というのは?」


「お前が想像している手紙で間違いない」


「やはりそうなのですね。話を続けてください」


「その手紙を貰った娘、お前さんからしてお嫁さんに当たるのかな? その娘が」


「お嫁さんですか……結婚届けを提出していないので、まだ私のお嫁さんではありません」


「ああ、もういいわ。終わりだ終わり。お前とは話が通じん、一向に進まん」


「話が通じない……?」


「黙れ」


「黙る? それはつまり……」


「喋るのをやめろという意味だ」


 このあと婚約者は生涯喋ることは無かったという。

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