第6話 リサという人間


リサはみんなに平等に

優しかった。


色んな人に声をかけては

ナースとも仲良くはなしている。

この子はなんの病気を

もっているのだろう。


そう考えていたら

耳元から「カオリ」と囁かれた。


「ひぁあ!」と私が言うと

またあの笑顔で笑った。


「カオリはあ〜耳が弱い」


そう指を刺されて少しむっとした。


「なになにー怒らないでよー」

と、着いてくる。


「リサさん、そうやって驚かして

楽しいですか」


「かわいーカオリちゃん見てるのは楽しいよ?」


もう辞めてくださいと言って

部屋に戻った。

結局部屋に行ってもリサとは同じなのだが。


今度、なんで金髪なのか

聞いてみようと思いながら

その日は就寝した。

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