第103話
「ちょっとせーらちゃん!めっちゃ食われてるって!!」
「え?!嘘!こっちが私なの?!」
「だからそっちのオッサンがせーらだってば!」
「ええわたしそっちのイケメンがいい!!」
「ほらせーら!リロードリロード!!」
「………亜泉。」
「あ、うそうそせーらちゃんっ」
巨大スクリーンを前にしたガンシューティングゲーム。迫りくるゾンビをショットガンで倒していくのだが、星來は初体験のアミューズメントを大満喫していた。
そして皆が女優になかなか近づけない中、亜泉は率先して手を引きゲームに誘うのだが。一弥が腕を組み、二人の後ろを監視兼監督する。
時として亜泉が星來にボディタッチをすれば口出しをし、逆に星來が触れても口出しをする。今しがた呼び捨てを注意したところだ。さすがの天然亜泉も、一弥の牽制が感じとれたようだった。
そして華井は、迫りくるゾンビよりも星來を真横でガン見していた。
「普段お高くとまってる女の無邪気な姿、一気にハート持ってかれる説」
「無邪気は無敵」
「無邪気は正義」
他のメンバーである
「いいつまみだわ〜」
その三人の言葉に、一弥が振り返って睨みつける。
「うちの最年少、糞生意気だわ〜」
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