第30話 四天王リリス戦
「きゃははははは!!みーんなふっとんじゃえ!」
魔王ザルガバースの四天王リリスが蠱惑的な笑い浮かべる。
ハリケーンは氷塊を含み、当たればひとたまりもない。
「どうしよう」智紀達はどうしようもなく、仲間の皆で両手を繋いだ。
「こっちに……来る!!」
死を覚悟したその時、空から双眸に傷を持つドラゴンが舞い降りたーーーー
「クロロロロロロロロ……」
「君は…イェソド山脈で戦ったドラゴン?」
ドラゴンはイェソド山脈で助けてくれた光にゴロゴロと懐いている。
「あの時のドラゴンがたすけにきたんだ!!」
ドラゴンは、智紀達を載せハリケーンを避けるように上空に飛んだ。
「ありがとう!!」
「なによ、なによぉ!!」
リリスは癇癪を起した。
上空で、ドラゴンに乗り、剣は届かず、ジャンプ斬りも危険の為リリスには手を出せなかったが、リリスのいる位置は理解することが出来た。
史郎が少しずつ黒魔法でリリスの体力を削っていく。
「きりがないよ!!」
「任せて」チビノアが無線機を取り出した。
「どこから……」
「ケブラーの兵士からちょっとくすねて……ね」
チビノアは小悪魔そうにウインクした。
チビノアはビナーの船に乗ってる女神アテーナイエと連絡を取った。
「リリスの位置はこちらで把握してる。ビナーの船に備え付けられている最新鋭の大砲を使いたいんだ!!」チビノアが無線機で言うと、アテーナイエが、
「了解しましたわ!!」と承諾した。
「今、無線機から僕たちの今いる位置と敵の位置を教えるよ。敵は北西の方向」
「目的を映像で確認!主モニターに回します!!」
「電圧に問題なし、了解。大砲砲弾準備、5%……20%……45%…72%、94%…
すべて問題なし。……100%!!いけます!!」
「かまいませんね」アテーナイエが問う。
「もちろんだよ」チビノアが言う。
「了解。発射!!!打てーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
船ビナーから電磁の巨大な砲弾が打たれる。
ケブラーの兵士とザルガバース軍団が強烈な電磁の砲弾が上空をかすめるのを見る。
それは魔王ザルガバースの四天王リリスを貫いた。
「きゃあああああああああああ」
四天王リリスを倒した!!
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