第64話
そんなことをぐるぐる考えていたら
家を出る時間が迫っていた。
よし。とりあえず今から会えるんだから。
昨日の続きを話せばいいのだ。
リョウジに会って、直接確かめる。
「 何、食べるんだろう? 」
こんなときでも、やっぱり楽しみな私。
悔しいな。
これじゃあ、リョウジの企みを探って
阻止するにしても、全く敵いそうにない。
私はもう、リョウジが好きだから。
「 溺れすぎず、穏やかに。頑張ろう。 」
心でそう誓って、家を出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます