Day 7.
第56話
『 ユウミ。お疲れ様。 』
2月24日、8日ぶりにここに来た。
リョウジの爽やかな笑顔にほっとする。
「 お疲れ様。リョウジ。 」
『 昨日も今日も、あいつに変なことされてない?嫌なこと言われたとか。大丈夫? 』
意外に心配性なリョウジに笑ってしまう。
「 大丈夫だよ。何か避けられてるし。 」
『 ならいいけど。
変なことされたら、すぐに僕に言って。 』
何だか、きゅんとした。
やっぱりリョウジとずっと一緒にいたい。
お見合い結婚なんて絶対にしくない。
「 分かった。 」
私がそう言うと、リョウジはにっこり笑って
頭を撫でた。
『 じゃあ乾杯しよう。すごい久しぶりな感じがする。1週間しか経ってないのに。 』
もうユウミがいないと駄目なのかも。
そう付け加えて、リョウジはクスクス笑う。
確かに。すごく久しぶりな感じ。
それに、私もリョウジがいないと駄目だ。
・・・
2人で缶ビールを開ける。
プシュッと美味しそうな音がした。
「 乾杯。 」
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