第7話

「 やっぱり、変かな? 」



苦笑いしながらそう言うと、



『 そんなことないでしょ。

ただ、美人だから意外で。

気分悪くさせたなら、ごめん。 』



「 全然大丈夫。気にしないで。 」



・・・



「 それより、どうしてコインランドリー?

おうちに洗濯機がないとか?

使うにしてもここは狭くて古いのに

爽やかなリョウジの雰囲気に合ってない。 」



そう言うと、リョウジは笑った。



『 すごいストレートに聞くね。

その通り。海外から帰ってきたばかりで

家に洗濯機がないの。

ここを選んだのは、外からユウミが見えて

晩酌いいなって思ったから。

ユウミこそ、ここの雰囲気に合ってないけど。

家に洗濯機ないの? 』



笑いながら、全く同じ質問が返ってきた。



「 壊れたの。

買っても良いんだけど事情があって

私にはタイムリミットが迫っていて、

買って無駄になると困るし。

それで、2日に一度はここに来るの。 」



『 タイムリミット?

何それ!本当におもしろいね。

小説家っぽい返し。 』



確かにそうかも。

そう思って、私も笑った。

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