第2話「男の子なんだから…。」
私は"男の子"らしい…。
通学時に乗る電車。
朝は女性専用車両というものが存在する。
私は、そこに乗ってもいいのだろうか…。
決心した私はソワソワしつつも、女性専用車両
に乗った。すると…
「あんた、男だよねぇ?見てわからないのかい?ここは女性専用車両!あんたがいる場所じゃないのよ。」とおばさんに言われた。
涙がこみ上げてきた。
「男の子なんだから泣かないの!みっともない!」
私は逃げる様に次の駅で降りてしまった。
私に、言い返す勇気があれば…。
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