第21話

「今日が最後の日だね。」

「うん。」

「多分、生まれた時刻に始まるからね。大丈夫さ、杜環。」

「その時刻に始まるなら夜中の1時頃だね。」

「そっか、わかった。」

「何かあっても、必ずサポートするから。必ず生きられるようにするから!大丈夫、桜庭ちゃん。」

「ふふっ、大丈夫だよ、きっと。でもありがと、大翔、瑞希さんも。」



不安だった。

でも、2人がいるから大丈夫だって思えた。

なんにも怖いことはなかった。

うそ、人間になれるか不安だったから朝倉さん、ううん、蒼には来ないでもらった。

私には、みんながいるから。

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