第14話

帰ってすぐ悪魔の本を読み漁る。

お母さんは家に居なかった。今は会いたくなかったからちょうどよかった。

もともと本を読むのは好きなので苦ではなかったからどんどん読み進めた。

だけど読めば読むほど、わからないことが多くて嫌になってくる。

こんな歴史があったんだ、なんてもんじゃない。

私には衝撃的な内容が多すぎて頭がくらくらした。


そして、人間と悪魔のお話。

悪魔は人間から寿命を奪う存在。

悪魔は他の種と交わってはいけない。





恋をすること

愛し愛されること





これだけは絶対に破ってはいけない掟。

破れば、存在が消えてしまう。

嫌でも私の両親の運命が分かってしまった。

あぁ、だんだん頭が痛くなってきた。

今日はもう寝よう、それがいい。

眠くはなかったけど、ベッドに横になりいつのまにか意識はなくなっていった。

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