第7話

風嶺山高校生失踪事件。

ずーっと前の8月の半ばに行方不明となった、高校二年生の女子生徒。

両親はその日共に仕事に出ており、女子生徒は学校で目撃があったのが最後。

神社の入り口に落ちていた狐の面と2人分の足跡のみが手がかり。

防犯カメラも少ない田舎では捜査は難航。

かろうじで残っていた足跡は山奥の神社の鳥居の下で途切れており、完全に消息不明。

時効になっちゃったし、あれからもう100年くらい経ってる。

今では近所の子たち格好の怪談話。怖いよね、ほんとに。

神隠しみたいだよね。


『杏奈?なにしてんの、こっちおいで』

『今日俺らの記念日でしょ、ちょうど100年の。お祝いしよう。』

「そうそう、ちょっと待ってて。」



ごめん、ハルトさんが呼んでるからまたね。

私たちの事は、私とハルトさんと君の秘密。

言ったら呪うからね!!!

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ちょっと目を閉じていて @sereN_k72851

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