母親不行届き

ラブコメ探偵

第1話 母応之読

今日に考査最終日を終え家に帰ってきたら母と大闘争というわけでもないぼーっと僕を見つめるだけのいわば冷戦を繰り広げ、話を聞こうとしたら僕が帰ってくるまでの出来事を一方的に話し始め止まることがなかった。


「このままじゃ大学行けないよ」

「彼女もできないよ」

「子供産まんといてな」

「奥さんもその子供も不幸になるよ」


(聞いてるこっちまで鬱になりそうだ)


一言でウザさ極まりない。


「最近、卑猥なビデオ見たでしょ」と母

ゴミ箱から発掘したティッシュから発覚


→常日頃探す精神は異様で不快、ティッシュ残ってたからといって動画を見たことにはならない。いちいち決めつけがましい。


「自殺はしないが、(意図的に)

人間ドックには三年行っていない。

そのうちな(亡)くなると母

僕の将来を見届けたくない。

勉強に没頭してくれないなら、私が死んで

目標を叶えてもらう方がよっぽどいい」と母。


僕はそんなことうまく行くはずがないと言っていたが、僕の大学試験の合格発表の時には私はな(亡)くなっていると断言していた。母は持病のない健康体、今は人生百年時代、人間ドックはいわば体の再起動メンテナンス、四十年も寿命が変わりやしないというか当たり前。


もうここら辺が、矛盾しまくってて違和感がいっぱい。

まず、もちろん望まないが、なぜ、目の前から姿を消せば集中できるんでしょ的なことを言い放っといて自殺ではなく、人間ドックに行かないじわじわとしたやり方なのか(答えはもちろん気に欠けて欲しいのだろう)。また、そもそも、僕は何度もお母さんが自殺を試みることや、どうせ死ぬからという言葉は集中力の欠落につながると言っているのに…。勉強に集中してほしくないのか?

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母親不行届き ラブコメ探偵 @bung-0

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