第7話   幸せの道

ユリが「コジロウ君。なんか最近雰囲気が柔らかくなったね」と言われたのは、何時の事だろう?

空が大きく天井に、雲を出して流れて行く頃には夕日が此方でこんにちはして居た。

コジロウは「ユズキ。話があるんだけど、良いかな?」とユズキに声を掛けた。

ユズキは「何?話って」と振り返って、コジロウを見ていた。

コジロウは「ユズキ、あの時はゴメンナサイ。ユズキの言った通り、俺も誰にも告白をされた事が無くて、ソノコにきつい事を言ってしまった」と謝った。

ユズキは「良いよ。もう、ソノコさんに謝ったでしょう?」とコジロウに気持ちを伝えた。

夕日から、明るく白い光が此方に向かって光って見えて、景色が綺麗だった。

コジロウは「その事も有るけど、俺、ユズキの事が気になって居てそれはただの友達と言うか家族のような懐かしい繋がりを感じたし、これからも良い友達として居て欲しい」とユズキに気持ちを伝えた。

ユズキは「そう。コジロウ君が、ソノコさんに素直に謝れて良かったね。これからは、ソノコさんの事を大事にしてあげて欲しい」と嬉しそうに笑顔を見せた。

コジロウは「ありがとう。やっぱり、アイツは俺の事を良く分かってくれて居て嬉しかったし、一緒に居たいなって想えた」とユズキに本当の気持ちを伝えたところを、屋上の扉の方で聞いている、ソノコが居た。

ソノコは屋上の扉を開けて「私も、コジロウ君の事をずっと見て居て好きだったよ。今でも変わらない」と真直ぐな気持ちをコジロウに伝えた。

コジロウと、ソノコは抱き合い、夕日が2人を暖かく迎え入れるように包み込んでいた。

ユズキは「良かったね。さようなら、コジロウ君」と手を振って帰って行ったのだった。

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