第4話 ライバル
ユズキが「うわ、やべ。今日バレンタインだった」と慌てて居ると、ユリが「え?バレンタイン?ああ、まだだよ」とユズキの返事に答えた。
そこにカナコが来て「それは来年でしょ?バレンタイン何て気が早いわね?」と笑って居た。
バレンタインかぁ。一体誰にあげることになるのかとユズキは、心の中で考えていた。
「ユズキ。お前、最近遅刻しないな」とコジロウに言われて、ユズキが「え?私は、そもそも遅刻何てそんなにしないし、褒められる事は何も無いよ」とコジロウに伝えた。
カナコが「ユズキが褒められているって考えたら不思議だね」とコソコソ話していた。
ユリが「そうだね。あのユズキが褒められるって珍しい」と2人で笑い合いながら、ユズキを見ていた。
ユズキが「嫌だな。2人して・・・。私は至って、あの人とは友達だよ」と苦笑いをして居た。
カナコが「そう言って居て、コジロウ君に気があるんじゃないの?」とニヤリとユズキに笑いかけていた。
ユリが「あ、なんか物申したそうな人がこっちに来るよ」と笑いが込み上げて来た。
例の男性を漁って居るとか言う、ソノコが「あの、申し訳ないんだけど、私が先に目を付けて居たのよね?ユズキさん」と怖い顔をして手を鳴らしていた。
ユズキが「え?別に私は、コジロウ君に気は無いからどうぞ。煮るなり焼くなり好きにしてよ」とソノコに伝えた。
ユリが「あのさ、コジロウ君は食べモノじゃないよ。煮るなり焼くなりって二ノ宮のCMかよ?」と手で口を押さえて笑って居た。
ユズキは「あ、そうだった。つい、あのCMが楽しくてさ」と笑って居た。
カナコは「2人の掛け合いが楽しいね」とユリ達と楽しそうに話していた。
ソノコが「全くあの子達と来たら、コジロウ君の事を侮辱して酷いわ」と蹴りを入れようとしたその時、コジロウが「おっと、俺がどうしたって?いちいち聞いて居ればうるさいな。あまり喧嘩するんじゃねーぞ」と一言を残して、椅子に座った。
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