第3話 突然の雨
次の日の朝は、雨が降りバシャバシャと言う音で歩いて居た。
「低い土地の浸水や高波に気を付けてください」と言うニュースが流れていた。
合羽を持って居たので、幸い濡れなかったのだが、暖房を焚いていたのかその紐を吊るして、そこから、洗濯バサミで挟んで合羽を乾かしていた。
ユズキは「全く、雨だなんて聞いて無いよー。こんなに降るなんてね」と教室の窓を眺めていた。
カナコが「そうだね。寒いから暖房あるとあったかいよね?」と手と身体を温めていた。
ユリが来て「あれ?ユズキ、こんな所に居たの?私も丁度、雨に降られて濡れちゃったよ」と制服が濡れているのをタオルで拭いていた。
ユズキが「そうだ、帰りに銭湯にでも行こうかな」とこんな時にまでのんきな発想が思いつくなとカナコたちはユズキを見ていた。
ユズキは「あ。先生。こんにちは」と大きな声で教室の窓から声を掛けた。
先生が「あら、あなた達そんな所で何をして居るの?もう、授業は始まっているのよ」と大きな声で注意をして居た。
2階の窓から、先生の説教が聞こえてカナコたちは「はーい、今行きます」と階段を下りて、授業に向かった。
今日は理科で、花の研究をしていた所で、途中で参戦した3人は、急いで花の研究を終わりにして、教室に戻って行った。
カナコが「先生おっかなかったよね?あんなに怒らなくても良いのに」とふざけた笑いが込み上げて来た。
先生は「後ろに居て、聞こえていますよ。グダグダ文句を言わないでさっさと歩く」ときつい顔をして先を急いで廊下を歩いて行った。
ユズキが「あんなにおっかない先生だと、誰も先生を好きになる人なんていないだろうね」とカナコやユリに話をして居た。
そんな仲の良い3人組を見て、「楽しそうだな」と見ている女子も居た。
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